劇場公開日 2014年4月26日

「ユルいタッチながら魅せるところはきっちり魅せる韓流版『トゥルー・ライズ』」ザ・スパイ シークレット・ライズ よねさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ユルいタッチながら魅せるところはきっちり魅せる韓流版『トゥルー・ライズ』

2015年12月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

チョルスは頻繁に海外出張する多忙な商社マンを偽装した韓国のスパイ。フライトアテンダントの妻ヨンヒはなかなか子供ができないことにイライラ。同じ頃、核放棄推進派の北朝鮮官僚が乗る専用機が撃墜される事件が発生。官僚の娘で科学者のペク・ソリが韓国への亡命を希望しているとの情報を入手し、彼女を保護するためタイに赴いたチョルスだったが、同じ頃ヨンヒも仕事でタイへ来ていることを知る。

ソル・ギョング主演なのでシリアスなアクションだと勝手に思い込んでいましたが、妻と母に頭が上がらないダメサラリーマンが実は凄腕のスパイでしたという、邦題からもなんとなく解る通り『トゥルー・ライズ』を彷彿とさせるかなりユルいタッチのアクションコメディ。とはいえ意外とアクションの見せ場は丁寧に作られていて最後にガッとテンション上げていく演出は韓流アクションの王道で見事。でもなぜ今どき『トゥルー・ライズ』なのか、そのタイム感だけが謎です。

よね