「ただひたすらに痛い」メビウス Natsumiさんの映画レビュー(感想・評価)
ただひたすらに痛い
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父の浮気に嫉妬した母が、父の陰部を切り取ることに失敗し、その矛先が息子へと向けられ、母に陰部を切り取られてしまった息子が主人公。
文字に書き起こすとかなり頭おかしい。(笑)
映画は登場人物すべてセリフ無し、嗚咽や悲鳴などの叫び声ばかり。
切り取られるシーンや、陰部がないまま自慰するために石で血が出るまで自分の体をこすったりと、かなり痛い映画。
年頃の息子は、陰部がないことを同級生や、いじめから助けてくれた不良にも笑われ…。
男じゃない自分にも、陰部という尊厳を失った辛さがひしひしと伝わった。
父の陰部を息子に移植して勃起もできたのに、そのタイミングで帰ってくる母。
そしてなぜか息子に欲情している…
一家だけじゃなく、周りの登場人物も頭がおかしくて、何が言いたいのかはわからないけど、すごく体力を削られたし、見応えのある作品だった。
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