「クラウドファンディングによる制作」ヴェロニカ・マーズ ザ・ムービー 映画人28号さんの映画レビュー(感想・評価)
クラウドファンディングによる制作
ベロニカ・マーズが映画化され、公開された。日本では劇場公開の予定は不明だが、TSUTAYA TVでオンラインで観ることができたので、視聴してみた。
ベロニカ・マーズはTVシリーズでシーズン3まで放映されたが、続編についてはワーナーブラザーズが資金提供しないことにしたため制作されたなかった。そこで、脚本を書いた人やベロニカ役のクリスティン・ベルが、クラウドファンディングのKickstarterを通して、ファンから資金集めを行って制作した作品である。資金調達開始から10時間で目標の200万ドルを集め、最終的には570万ドルを集めたそうだ。
アメドラの最大の欠点は、視聴率が思わしくないと、すぐに打ち切られること。コアなファンがいる場合には、そういったファンの不満がたまることになる。クラウドファンディングによる製作は、そういった意味では、新しい形のアメドラのあり方を示しているのかも知れない。
ドラマの内容も、TVシリーズを引き継ぐもので、ストーリー展開も秀逸。TVシリーズの俳優がほとんど出演しているのでTVシリーズの視聴者には懐かしくもある。続編もありそうな終わり方だったので、次作も期待できそう。
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