「ロックンロールな生き様。笑って泣ける破天荒エンターテイメント。」日々ロック 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
ロックンロールな生き様。笑って泣ける破天荒エンターテイメント。
【賛否両論チェック】
賛:唄う時だけ豹変する主人公や、実は超凶暴なトップアイドルなど、癖のある役を見事に表現。油断していると、最後にホロッとさせられる。挿入歌もまさにロックンロール。
否:ややご都合主義な展開なのはご愛嬌か。ラブシーンやグロシーンも結構あり。
まず、野村周平さんの演技に脱帽です。普段は口下手で常にオドオドしている主人公が、ひとたびマイクを握ると、ロックでカッコイイバンドマンに豹変する様が見事です。そして二階堂ふみさんも、自由奔放で天真爛漫なアイドルを、キュートかつ過激に演じていらっしゃいます。
そして、本作を彩るロックな名曲の数々も、映画化のもう1つの魅力です。
ただ、下ネタやおう吐のシーンが結構多いので、デートなんかにはやや不向きな作品です。どちらかといえば若い男性向けの、笑って泣けるロックンロールコメディです。
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