「佳作」人生はマラソンだ! 時村さんの映画レビュー(感想・評価)
佳作
主人公たちがそれぞれどうしようもない困難に直面しているので、走るシーンにカタルシスがある。そして人生を半分投げているからこそできる破天荒の数々。あんな風に生きられたら辛いけどきっと楽しい。丁寧に観ていくとそれらの困難の原因も会話やシーンから読み取れるような仕掛けがしてあるがこれは人を選ぶかもしれない。みなまで言わず想像力に任せるのはCM業界出身の監督ならではの手腕か。「ブラス!」のような映画が好きな人はハマると思う。館内からは鼻をすする音がちらほら聞かれた。
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