「紙コップだらけのマラソンロード」人生はマラソンだ! だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
紙コップだらけのマラソンロード
よく知らない国の雰囲気を知るには映画ってよいです。
鍋がそのまま食卓に乗ってて、お祈りしてからよそう、とか、おじさんのバースデイパーティやるとか、馴染みのない文化を垣間見るのは楽しい。日曜日に絶対教会いくことや、食事の時間に家にいろとかなかなか敬虔なクリスチャンもいる国なんだなーとびっくりです。一部の方でしょうけどね。
イメージはマリファナオッケーでドイツいって車買う方が安上がりってゆうぐらい。あとはオレンジのユニフォームかな。
おじさんたちはそれぞれにダメで、それぞれに愛らしかった。レオが変な髪型のくせに、連れ子を育てる姿に感動した。嫁はダメな人だったなぁ。
ユースはとても良い人だったね。アムステルダムでの奴らの仕打ちはひでーよ。
マラソンのコースにあんなに紙コップ落ちてるんですかね、びっくりしたなぁ。走りにくくないんかな?
ギースの病気をどう使うかをハラハラしてたんだけど、ゴール直前にっ…てゆうあの流れは予想外だった。車椅子でみんなでゴールは悪くなかった。
ラストにユースもゲームして仕事サボる派になっててギースの息子がひとり車いじってたのも笑ったわ。面白かった。
ほかにも、ニコの片思いとか、熱心な信者の嫁に逆らえないキースとか、面白かったし、前述の通りレオにはときめきさえ覚えたし、なんですが、、、
ユースに対する人種差別発言の量に、ドン引きしてしまって、けっこう怒ってまして、ええ。事あるごとにエジプト人が!お祈りしたんか、とかいいくさって、てめえら何様よと。仕事もサボってるくせによー。
人種差別発言を、ギャグにしているようにも思え、その部分は胸糞悪くなってました。
あれがオランダでの移民の現実なのかしら。あんな暴言を軽く扱わないとやってけない社会なのかしら。
R-15の理由があまりわかりませんでしたが、レオの嫁の連れ込み&ドラックと、数々のお下品トークと(これは嫌いじゃない)、最低な人種差別発言の連発が、年若い人にはふさわしくないとなったのですかね。
同じ劇場で観てたお客様はけっこうないてはったけど、人種差別発言に引っかかり続けてたので、わたしの涙腺は緩みませんでした。