エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPEのレビュー・感想・評価
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人間界の危険生物観察日記
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ホセ・パディリャ 監督によるブラジルの暴力三部作の三作目です。腐敗ぶりたるや「LAコンフィデンシャル」の比ではありません。アマゾンの危険生物同様、人間界でもピラニア、毒ガエル、アナコンダ・・顔負けの凶暴な奴らが幅をきかせます、ただ私欲に絡む人間の方がはるかに醜くくて怖い。ある意味民度の低いブラジルの自虐的、嘆きの告発映画です。
さんざん悪党どもに痛めつけられ、息子まで撃たれていよいよ目には目と力ずくの粛清が始まるのかと期待したが殴るだけ?、公聴会のあと政治家が投獄されると言っていましたが内部告発だけで有罪になるものでしょうか、ラストに来て取ってつけたような勧善懲悪かと思ったら案の定腐敗は絶えないとのナレーション。題名から特殊部隊のアクションものかと思ったらゴリゴリの社会派ドラマでした。延々悪党どもの生態を見せられて我慢の果てがこの終わり方ではしこりが残ります。
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日本の裏側の腐敗した一面
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舞台はブラジル、テーマは政治の腐敗、悪の根源はどこにあるのか、的なことだと思った。
登場人物の中で、街や国、他人を想って行動している人が私利私欲を優先する人たちにことごとく殺されたりしていた。
その中で法の限界や組織の複雑さ、銃社会の難しさなどいろいろ考えさせられた。
特に銃はギャングなどの力を助長するものでしかないと思った。この映画に限らないが、善意を持って銃を使用するシーンはないので銃に対してとにかく早く規制してほしい。
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