「ただのアクション映画、では全くない」エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE tiso jackさんの映画レビュー(感想・評価)
ただのアクション映画、では全くない
随分と導入は駆け足で進むのだと感じたが、どうやら前作があったのかということに視聴後に気づいた。
そんな程度の知識で見始めたためか最初は登場人物の名前と顔と関係性を覚えるのに必死になってしまう。
かつ、展開の速さも相まりゆっくり考える時間もない。
シティオブゴッドを見た時のような、クリストファーノーランの映画を見る時のような脳内フル回転で関係性を理解していくとどうやら主人公の立ち位置がまずい。
更にあれよあれよと敵が増えたり買収されたりとまぁ酷い。
ただ、最後にはカタルシスを感じられるシナリオになっており、この複数の線が繋がる脚本だけでも拍手を送りたい。
予告編ではただのドンパチアクションに見えるが、中身は最高の脚本を軸にした骨太な政治と警察とギャングの物語であり、アクションが全てでは無い点は視聴前に理解しておいた方が良いだろう。
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