トーベ・ヤンソンの世界旅行のレビュー・感想・評価
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素晴らしい世界旅行
トーベとトゥーリッキ関連の映画の中でも、 二人の関係性が最も分かるような作品だった。 『フェアプレイ』に準えて進む旅行。 美しいものを収めたカメラ。 音楽も多分、本人達が付けてるのよね。 ふたりの副音声が可笑しくも愛おしく、 本当に癒される映画だった。 ラスベガスを「美しいものを見たいのに何もない」場所と言ってたのもおもしろかった。 それに、フィルムが無くなるとお金がなくなる。 食事は水とバナナだけで過ごすことになる。 と言っていて、どれだけこのフィルムが貴重なものなのかを改めて実感した。 節制してまでも、残したかった世界があった。 トーベ・ヤンソンは美しくもチャーミング。 島で魚を殺してた人とは思えないような 雰囲気を纏ってましたよ。 ハワイではダンスするし、皮肉も言ったりして。 人柄まで本当に好きになってしまった。 挿入される絵も本当に素敵で、 あんな老後を過ごしたいものですよ……。
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