「演技力の欠如が招いた悲劇。」トランセンデンス 三遊亭大ピンチさんの映画レビュー(感想・評価)
演技力の欠如が招いた悲劇。
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デップ映画はほぼ初見です。
パイカリも冒頭1分で耐えられなかったです。
この映画には期待してましたが、全然、全然、全然面白くないです。
無表情のデップ、盲目の愛にハマる妻、存在感のないフリーマン、ワールドウォーZな部下達。どこを搔い摘んでも不能。
主役並みに奔走していたポールベタニーは褒めてやりたい。
お話としては、序盤は”近い未来の技術”的な設定になってて分かりやすいんだけど、時間が進むに連れて技術も飛躍していき、説明不足のまま置いてけぼりを食らいました。とにかく理屈が理解できなかった。
PCデップの扱いも中途半端。どうしてデップは技術を振る舞うのかが不明確で、単に世界を救う為なのか、愛する妻の為に頑張ってんのか。むむっ。
最後はテロとFBIがデップの討伐に向かう訳だけど、PCデップの危険度が見る側に伝わってないから、ただ妻を送り込んでただ失敗して攻撃して、みたいな無意味な戦闘になってる。もっと悲劇的な展開、それこそPCデップが大暴れして市民が危ない!とかくらい派手にしないと、話が締まらないよ。
この映画は、誰でもイイから科学者かなんかと一緒に見に行って、説明させながら鑑賞するべき。そうしなかった僕は、非常に無駄な2時間を過ごしました。
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