「【”餅屋のたまこさんを優しく優しく見守る人達と京都の街並み”を観る心地良さ。文化を創り出してきた京都アニメーションの映画制作陣の方々に、改めて敬意を表します。】」たまこラブストーリー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”餅屋のたまこさんを優しく優しく見守る人達と京都の街並み”を観る心地良さ。文化を創り出してきた京都アニメーションの映画制作陣の方々に、改めて敬意を表します。】
■僕が、京都に行く時の初日の午前中の行動パターンはほぼ決まっている。
・朝8時過ぎに京都駅に着き(家から、一時間ちょっとで到着する)、地下鉄で今出川駅まで行き、同志社大の前を通って、幸神社(さいのかみのやしろ)という、小さな神社で手を合わせ、近くの漬物屋で両親に贈る漬物を選び、発送手続きをし、出町桝形商店街をぶらつき(と言っても、朝早いのでほとんどの店は閉まっている。)鴨川デルタに下り、”さて、これから何をしようかな・・”と川の流れを見ながら考える。
好きな時間である。
・10年ほど前までは、出町桝形商店街も少しづつ、シャッターが下りたままの店が増えて来て、寂しく思っていたのであるが、その後明らかに京都人ではない若い人たちが、カメラで街並みを撮る姿を屡、見かけるようになった。
それとともに、商店街も活気が戻って来たように感じたモノだ。
今作でも描かれる、派手な果物屋さんや唐揚げが美味しい肉屋さんや、うどんと鯖寿司が美味い小さな店。
そして、2007年年末に足を向けたら、『出町座』が出来ていて、(その前は建設中だった。)嬉しくて、店の中の本屋で数冊本を買ってしまった。(掛かっていた映画は全て観ていたので、その時は見なかった。)
<あの、若い人たちはきっとこの映画やTVシリーズを見た人達なんだろうな。
京都アニメーションはこの素敵な映画を作るとともに、京都の寂びれつつあった商店街をも、復活させたのだと思うと、その偉大な仕事に改めて敬意を表します。>
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