「ニューオリンズのダメ病院」ハリケーンアワー odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ニューオリンズのダメ病院
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殆どが今は亡きポール・ウォーカーの独り芝居、別に低予算化を狙った訳では無いだろうがハリケーンで孤立した病院というシチュエーションだけで緊迫感あふれる低予算パニック映画が作れてしまうのだからまさにアイディアの勝利だろう。
然しながら病院関係者の助言を得たのか、はなはだ疑問、医者の説明も大雑把で施術ミスも臭ってくる、早産の児の呼吸不全が自然に治るというのは肺の中の水が吸収されるまでの 新生児一過性多呼吸らしいがよく分からない、人工保育器や呼吸器を調べたら12Vバッテリーで最低120分は持つ仕様らしい、たまたま不良品だったのか、手回し発電機など病院に置いてあったとしても素人が気付くものだろうか、まだ救急車のバッテリーを取ってくる方が現実的な気がしたが緊迫感を出す為の小道具として必須だったのでしょう。それに加えて略奪犯まで絡めて気を揉ませるのだから、観ている方もほとほと疲れました。ワンちゃんは良い仕事をしましたね。
タワマンの電気室が大雨で浸水のニュースは聞いたことがあるが病院はどうなのだろう、ICUなどの病人は電気が無ければ助からないのだから病院の非常用電源設備の危機管理は大丈夫なのだろうか心配になりました。他の未熟児や重病人の転院はどうしたのでしょう、主人公父子だけが置いてきぼりというのも理解に苦しみます、避難マニュアルも無いダメ病院なのでしょうかね?。気を揉ませたいのは分かるが、もう少し病院関係者の監修などを取り入れてリアルぽく練って作って欲しかった。
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