曹操暗殺 三国志外伝のレビュー・感想・評価
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何を描きたいのかわかりにくい
曹操晩年の暗殺計画やクーデター未遂が題材となっているんだが、史実とも『三国志演義』とも違うオリジナル・ストーリー。なにしろ元ネタがマイナーな話なんでかなり自由に脚色されちゃってる。まあ、映画として面白ければ別にいいんだが、主演のチョウ・ユンファが権力者・曹操の晩年の孤独を表現しているものの、映画自体の出来はいまいち。登場人物たちの心の動きが映画のキモになっているわりには、肝心のそこの描写が全体的に曖昧でどうにもわかりにくい。特に玉木宏演じる穆順の終盤における心変りがあまりに唐突。
玉木宏の中国人役の演技は特に違和感もなく見れる……というか髪形(かつら)と衣装のせいでそもそも玉木宏に見えない。台詞も吹き替えなんでますます玉木宏に見えないんだが、だったら玉木がやる意味もあまりないような……。曹丕と献帝も見分けがつきづらくて最初ちょっと混乱する。ちょっと期待外れの出来で、まあまあって程度だったかな。
ドラマ『三国志 SECRET of THREE KINGDOMS(三国志 秘密の皇帝)』とは部分部分でかぶるネタがあるんだけど、何か共通のネタでもあるんだろうか? あちらではレジーナ・ワンが気高く凛とした伏皇后を演じていたが、こちらでは伊能静が伏皇后を演じ、なぜか曹丕と不倫関係になっていた。
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なかなかいいよ
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内容もそれなりによく日本の玉木の演技もなかなか良い。ただ最後に2人の刺客が死んちまうのが悲しいよな。2人は次第に曹操に同情し暗殺をやがて躊躇う。2人の絆がすごくいいですね。曹操は悪役として語られているがこの作品を見た後にかなり曹操にわたしは同感したな。いい作品ですね。
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