ファーナス 訣別の朝のレビュー・感想・評価
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豪華な俳優陣がそれぞれのスタートしての顔が消されている。その世界の...
豪華な俳優陣がそれぞれのスタートしての顔が消されている。その世界の住人なのだと意識して観れる作品でした
なぜ豪華キャストなのにこの映画?
うわ~やっちゃった。こんな名優勢揃いなのにストーリーが1番2番争うぐらいベターな設定。マジメな兄ダメ過ぎる弟。もうこれだけでもアメリカン復讐劇では鉄板だろ。もう後半なんてクリスチャンベールが復讐しやすいような設定になってる所が爪の甘さだったな。極悪非道な人間が銃無しで行動するとは思えないし。特にアメリカ人が(笑)
結論で言えば名優勢揃いの割りにはセガール映画でした。
濃厚なドラマ。
久しぶりにきっちりとしたドラマを観させてもらった。
アメリカペンシルバニア州ブラドック。この土地もあまり華やかではなく、主人公のラッセル(クリスチャン・ベール)は鉄鋼所で働くまさに労働者。
弟のロドニー(ケイシー・アフレック)はイラク戦争で負った傷をかかえて、賭けボクシングをしたりしている。
笑いどころやホッとするようなシーンはまったくなく、つねに緊張をしいられる映画であった。
スコット・クーパー監督の狙い通りであろう。
ウディ・ハレルソン、ウィレム・デフォー、ゾーイ・サルダナ、サム・シェパード、フォレスト・ウィテカーなどの豪華なキャスト陣が映画を盛り上げる。
本作のような濃厚なドラマの映画は、やはり映画館で集中して観るべきである。
観客が少なかったのが悔やまれる。
とても暗い話だけど…。
ストーリーとしてはとても暗くスッキリはしない映画なんだけど、やっぱりキャストと、そのキャスト陣の演技だけで満足の映画。ウディ・ハレルソンが出演してたノーカントリーの様な感じも匂わせるけど、もっと暗い。はっきり言うと良い映画とは言えないかもしれないけど、こういう映画が後世にも残り、うちのBlu-rayコレクションに残っているのかもしれない。映画好きの人間に評価されてほしい。
男5人しか観てる人いなかったなぁ‼︎
惜しいなぁ
ストーリー…悪くない。
キャスト…なかなか良いね。
しかしながら、やるせない気持ちになりきれない。設定が一々中途半端で大袈裟に煽りたい感じなんだよな…。ストーリー的には好きだし面白かっただけにところどころあれ?って感じがもったいない。
ありゃー …
ディカプリオ制作の作品、また期待を大きく下回る作品でした。
話がうすい、うすい。
どこが“重厚”?“良質”?“見応えに満ちた”?
ほんとにこれが《極上のアメリカン・クライムドラマ》?
映画.comの編集部の方、勘弁してくれ(泣)
のっけからウディ・ハレルソンの鬼畜っぷりで、なかなかいい感じ^^
これは期待できると思いきや、話は、イラク帰りの元兵士の弟くんのダメ男っぷりと、まじめな兄貴が父の死と恋人との別れで、殺された弟くんの復讐をする、という内容でした…。
途中で寝ることはなかったが、クライマックスで私の2列前でおじさんのイビキが…。ポップコーン投げつけようかと思いましたが、この映画の内容がないようなので、やさしく毛布をかけてあげようかと(笑)
クリスチャン・ベールが再度痩せたのとウディ・ハレルソンで☆2つ40点です。
俳優陣の渋い演技に話が追いつかなかった感がある作品。
良かった。
…俳優陣の渋い演技は。
閉塞感の強い鉄鋼町。
限られた選択肢の中で先の見える人生を真面目に送る兄。
町を離れて戦場で心に傷を負った弟。
弟が状況を打開しようと泥沼でもがき。
家族想いの兄が手を差し伸べたことで、という本作。
家族の絆が足枷となり苦悩し怒りを押し殺す兄ラッセル。
演じるクリスチャン・ベールが渋くて良かった。
言葉少なな彼が表情で見せる感情は重くズシンとくるものがあります。
思い詰めた彼が行動を起こす時。
スッと憑物が落ちたような顔は寂しく哀しいものがあります。
そして敵役のデグロート。
更に閉塞感の強い山間部。
独特のルールの中、力で勝ち残った男。
冒頭から描かれる凶暴性。
不敵な存在感、貪欲さ。溢れる生命感。
ウッディ・ハレルソンが見事に演じています。
トゥインキーを食べ過ぎたせいか、話が通じない感がビンビン出てました。
また終盤間際にあるデグロートの薬物投与の詳細な描写。
裏で起きている緊迫した状況との対比も含めて良かったです。
脇を固める俳優陣も良く、「黒い笑福亭鶴瓶」ことフォレスト・ウィテカーも渋かった。
彼のオロオロして何も出来ない感じ、一方で寂しい女性を狙う小狡い感じも作品に華を添えていました。
惜しむらくは話の構成/展開。
兄ラッセルに襲いかかる不条理。
彼の中に苦悩や怒りが溜まっていく姿が静かに緩やかに描かれます。
が、或る時点を境にテンポがグッと上がっていくのですが。
テンポと共に盛り上げるべき話の内容がシックリこない。
兄ラッセルの行動も、敵デグロートの行動も理解が難しくなり置いてけ掘に。
話が終わった際に胸に残るのは閉塞的な話がもたらすモヤモヤ感とは別の…未消化感。
俳優陣の渋い演技が良かった分、残念でした。
俳優陣の渋い演技に話が追いつかなかった感がある本作。
真綿でジワジワ首を絞められるような中盤までは観ていて息苦しくなること請け合いです。
広げた風呂敷が畳みきらなくても良い方。畳み方を然程気にしない方。
オススメです。
Out of the court
酒を飲んで車運転してはいけません。
喧嘩ファイトで食っていてはいけません。
彼女を一人にしてはいけません。
親の死に目に会えないような生き方を選んではいけません。
動物をスポーツで殺してはいけません。
市井に埋もれる肉体労働者階級の懊悩を描いた作品です。
殺す側も殺される側も人生に対して認識が甘いことが原因ですが
そういう線香くさい主旨ではなく
圧力鍋にしっかり蓋をして怒りを閉じ込めたらどうなる?
という感じです。
弟失ったら、きっと狂う…。
兄も弟もいる人なら、共感する人きっといる。俺は兄貴だから弟の気持ちが全部分かるなんて言えないけど、劇中のクリスチャン・ベールが演じてるラッセルの気持ちは少なからず理解できる。
ロドニーを演じてるケイシー・アフレックが良かった。兄貴と同じ溶接場で働いて、人生をもう一度やり直すって旨を手紙で伝えるところなんか、不覚にもグッと来たぐらい。
ディカプリオにリドリー・スコットが企画を気に入るのも納得。脇を固める役者陣も良いし、肝の三人がそれ以上に良い。本物の役者とスタッフに囲まれて、本当にじっくり手掛けた映画。俺もこんな映画作りたい。
原題 Out of Furnace - 溶鉱炉の外(つまり職場以外?)
試写会当選して頂いたのですが、行けなかったので映画館で見て来ました。
真面目に生きていいるにも拘らず、不幸に見舞われてしまう。
自分が犠牲になれば済む事なら受け入れる。
そこまでしているのに世の中の理不尽さに遂に。。。
こんな心の葛藤がゆっくりとしたテンポだが鋭く切り込んで描かれていると言う印象を受けました。
本作では、ウィレム・デフォー(スパイダーマンでグリーンゴブリン役)さんが、悪役の筈なんだけど仁義をわきまえた人物を素晴らしい演技で脇を固められていました。
勿論フォレスト・ウィテカー(大統領の執事の涙で主役)さんも素晴らしい演技をされていますが、勿体無いぐらいの使い方になっています。
現代でもアメリカの田舎に行けば、警察も手出しが出来ない様なこんな事があるのかな? 自分が作品の中の誰の立場だったらどんあ行動をしただろうかと色々考えさせられました。
とても良い作品だと思います。
(余談ですが、スタートがスローなので、最初で飽きずに続けて見て頂ければ、ジワリジワリと良さが伝わって来ると思います。)
やり場のない感情。主人公が最後に下した決断とは。
【賛否両論チェック】
賛:全てを失い、最愛の弟までも奪われた主人公が、最後の最後で選んだ結末が見どころ。
否:弟の死を「身から出た錆」と感じてしまうと、全く感情移入出来ない。殴り合いのシーンや殺害シーンなどもあり。
この映画1番の注目は、まさしくラストシーンです。真綿で首を絞められるように、運命に幸せを徐々に奪われていき、極めつけに最愛の弟を奪われた男が最後に下す決断に、深く考えさせられるものがあります。もちろん賛否はあるかと思いますが、そうした議論があることも引っくるめて、イイ終わり方といえそうです。
ただ、そうした主人公の感動的な姿も、
「そもそも弟が転落していったのは、自分のせいでは・・・?」
なんて思ってしまった日には、全く感動出来なくなるのもまた事実。良くも悪くも、好みは分かれそうな作品です。
交通事故とイラク派兵でそれぞれ心身共にズタボロになったどこにも行き...
交通事故とイラク派兵でそれぞれ心身共にズタボロになったどこにも行き場のない兄と弟が寄り添って生きる小さな町で起こるさらなる悲劇。クリスチャン・ベール、ウディ・ハレルソン、フォレスト・ウィテカー、ウィレム・デフォー、サム・シェパード、ケイシー・アフレックというイイ顔の俳優ばかりをガッツリ揃えたところにゾーイ・サルダナを一花添えた何ともストイックで哀しい物語にエディ・ヴェダーが優しく被せる”ほっといてくれ”が胸に突き刺さりました。
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