「権力者劉邦、夢の跡」項羽と劉邦 鴻門の会 としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)
権力者劉邦、夢の跡
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歴史に名高き鴻門之会を中心に項羽と劉邦の戦いをドラマチックに描いた作品。個人的には荒っぽく暴君の項羽に一角の人物である劉邦のイメージだったがこの作品はそうではない。息つく間もなく歴史に名を刻む為に駆け足で駆け登ったキャラクターを大胆にアレンジしながら見応え有の作品に仕上がりました。特にラストまでの忙中閑あり的な流れはその、無情で儚き夢の跡として涙を誘う。英雄は必ずしも英雄として死ぬ訳ではなく晩年を汚す良い例ですね。劉邦とその仲間達が追い求めた天下統一の夢。一人一人のキャラが立っておりその複雑な関係や歴史の流れを上手くドラマチックに仕上げたシナリオも良し。唯一残念は項羽、劉邦、韓信、皆様ハンサムなアジアスターが演じてますが顔が似てるんだよね。分かりにくくて、ん?どっち?なんてシーンがあるから最高点ではないけど歴史上好きな方には是非見て欲しい作品でした。
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