「障害で括れない」幸せのありか か~ささんの映画レビュー(感想・評価)
障害で括れない
脳性麻痺の主人公が、26年間植物と同じようとみなされてすごしていた。彼に、意識があることがわかり、やっと人間として過ごすことができた。
障害者は、特別ではない。我々の社会の一部だ。個人では生きていけない。彼らに施すののではなく、社会の一員として共生することが我々の責任だ。特別ではなく、我々も自分以外の誰から共生するために助けをもらっている。
障害者と健常者、この二者択一ではない。グラデーションのようになっているのだ。
意識がないから、知的障害者とひとくくりにさせた主人公が、知的障害者ではない施設に行くのをあえて拒んだシーンを観て、我々が決めている基準が間違っているのではないかということを考えさせられた。
誰も、コミュニケーションが取れるのかどうかを、判断できないのだ。
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