17歳のレビュー・感想・評価
全41件中、21~40件目を表示
心と身体。
今がティーンの女の子と、かつて17歳だったオバサンはそれぞれ、
今作で当時の自分を思い出すのだろう。
日本も援助交際なんていうおぞましい関係が流行ったりしたが、
親父連中が若い肉体を求めていたのに対し女子高生が求めていた
のは現金。いや、それ以外にも何かあったんだろうか…。と、
そんなことをふと考えさせられた。今作の主人公イザベルが選ぶ
初老の男たちを観ていると逢えない父親への思慕が大きいように
思える。自身が腹上死させた男(これも凄いわよね)ジョルジュと
何度も密会を重ねる彼女の表情は、それまでの男と明らかに違う。
そもそも初体験のドイツ人青年を「あのバカ」とコケ落とし、母親
の秘密?(これちょっと謎)に目をつぶり、親友にすら自分は処女
だと隠し通すこのイザベル、小悪魔とかそういうレベルではない。
本来ならまず恋愛が先で、本当に好きになった人とまず結ばれる
のが最適な順番なんだけど、彼女の場合それが最後にきてしまう。
物語の終盤、ああこれで彼女も彼氏と幸せになれると信じ込んで
観ていた観客の度肝を抜くあの展開^^;やだわー、本当オゾンって。
17歳くらいの男子が経験値豊かな女を好むかどうかは知らんけど、
好きという感情よりテクニックを優先してしまう性が悲しすぎる。
私には娘がいないので分からないが、これが自分の娘だったらと
思うと居た堪れなかった。この母親の苦しみといい、嘆きといい、
まさか自分の娘が売春していたなんて思いも寄らないことだろう。
娘はまだ分からないだろうが、その後本当に愛する人と出逢って
その人の子供を産みたいと思った時に叶わない可能性も出てくる。
女の子はお金よりまず自分の身体を何より大切にしてもらいたい。
祈るような気持ちになってしまった。
いつ出るのかしら?と待ってたランプリング女史が顔を見せた時、
あぁピッタリこのラストに。と思った。夫の不貞に当初から耐え、
自身は不倫をせず、腹上死させた女子高生と並んで寝る本妻の業。
この覚悟あってこそ結婚ができるのとイザベルの感情へと訴える。
(しかしキレイな女の子M・ヴァクト。これからが楽しみな女優ね)
もしあなたが未成年なら
彼女の衝動にはきっと身に覚えがあると思います。もしあなたが親なら、イザベルと母親の関係を観てこれもまた、もしかしたら身に覚えがあるかもしれません。
わたしは20歳でこれを鑑賞しましたが、イザベルの衝動がよく分かります。未成年の、少しアクティブな女の子が観ると一番よく感じるモノがある映画だと思います。
売春という行為に対する社会的認識を理解した訳ではなく、相手の死が彼女を止めたのです。
教育がなってないわけでも、彼女自身に大きな問題があるわけでもありません。根はもっと小さく単純で、未成年の心を大きく占めてしまうような、そんなことです。
フランスでは18歳になると成人として扱われます。つまり17歳の彼女はまだ子供であり、17歳らしい未熟さを存分に兼ね備えているということを頭の隅に置いて観てほしい作品だなと思いました。
ゆらゆら
17歳の微妙な女心がゆらゆら、ゆらゆら。
彼女の気持ちを語るとか、何で売春してんの?とか、そんな野暮な作りではありません。分からないことを楽しむオゾンらしい作品です。
分からないからいいんですよね、映画も女性も。
危なっかしい…
17歳の娘の裏の顔が売女なんて、、
途中から母親の心境で観てしまった(汗)
オゾン監督、前作「危険なプロット」や過去作「スイミング・プール」にも出てきたような危うい掴み所難しい10代の若者を描くのが
お好きなようです。
必ずといっていいほど、相反する人生の黄昏期を迎える人達も同時に登場させていますね。
モデル出身の主人公役の女の子、この役所に合っていたと思いますが、最後にきてシャーロット・ランプリング登場が存在感がたっぷりすぎて…ちよっとあれ?って感じに(笑)
多かれ少なかれ誰もが通る道
実在や価値を確かめたくなるのもわかる
どんな経験も失敗もあっていいとは思いますが、人生の取り返しのつかないことはしないでねと、若くない自分は思ってしまうのでした (^_^;)
名作八人の女たちやスイミングプール〜の監督が描く・・
先進国?フランス?ならではの?
17歳ならではの?
メンヘラバカなクソ女の物語。
今の日本にも有る話だし・・
・・本当に。生きる事や生命そのものに対する冒涜だとすら思える。
主人公イザベルの、幼さ故の傍若無人な愚行。
なんだろ?
女性に産まれた事を何だと思ってんだろ???
『一度客を取れば死ぬまで売女』
↑劇中のセリフ。ほんまそうだと思う。
こんなのは別に良いんだけど、加害者のくせに被害者ぶるのだけ・・
マジで止めて欲しいんよなぁヽ(´o`;?
綺麗です。
年頃の欧州女性の裸体は本当にきれい☆ミ
☆評価は・・
DVD100円基準で(*^^)v
DVD買う度 ◎◎◎◎◎
モ1回見たい度 ◆◆◆◆
おすすめ度 ***(男女でかなり見方は分かれそう)
デートで見る度 ◇
観た後の飲みたいお酒】
シャンパンか?白ワインか?
バカだ。バカ。
メンヘラビッチの自己正当化映画。
こんなのが母親だったら最悪。
娘や姉妹ならもっと最悪。
久々のフランス映画
スイミングプール以来のフランソワ・オゾン監督作品だが、少女から大人への微妙心情を書くことが好きな様子がこの作品からも伺えた。
内容はフランスの援交ものであるが、お国がらが違うせいか、日本とは違うイメージ。
主人公が、その度に大人っぽいスーツに着替えるのが何か、典型的な感じがした。
援交を止めるきっかけとなる大きな出来事が起こるのだが、結局は…。
最後のシーンでスイミングプールに出演していた女優さんが、似たような若い綺麗なオンナの人を羨む感じのセリフがあり、気分を害して居ないかちょっと心配になった。
この映画の僕の評価はスイミングプールより下がりました。
正直、盛り上がりに欠ける内容で、現代フランスの家族模様が伺えた点のみ良かったと思います。
弟役が、何か決定的な役柄になるのかと思いきや、シーンを中和させる役どころに成っている点は興味深い。
美し過ぎるイザベルは貴方の分身なのかも知れませんよ?
あくまでも映画が描き出す世界観として本作は最高に面白かった!
だが、この映画が描き出すヒロインのイザベルと同じ様な生き方を選んでいる人物がもしも自分の身内の誰かだとしたら、こんなに辛く哀しい現実は受け入れられない気がする。
文学や絵画或いは音楽とは、天才と言われる作家達が人間の奥底に潜む、深層心理を万人に観える形として表現したものを指すのだと思う。
それ故映画は特に総合芸術として、映像や、セリフそして音楽によって、物語の中の人物像に迫り、本質を誰にでも直ぐに理解出来るように表現した世界だからこそ、面白いのだと思う。
あくまでも、そう言う創り物の世界であるから、安心して観客である私達は楽しむ事が出来るのだと思う。
この作品のF・オゾン監督と言えば、公開されて来た、どの作品も全くその時々に於いて作風が異なる事から、同一監督が制作された作品とはいつも考えられないし、常に斬新な世界観で観客を魅了し続けてきている理由も彼の作家としての飽くなきチャレンジャーとしてのバイタリティーが作品のクオリティーを上げているのだと思うのだ。
私は彼の作品が大好きなのだが、彼の新作「17歳」は特に観ていてとても恐い作品だったが、17歳の少女から大人へと成長を遂げようとするヒロインの必死にもがき苦しむ姿にはたとえ現代のフランスの少女の物語であっても、共感するものが少なからず有った。
イザベルと言うこの一見何不自由無く、好き放題に暮しているかに見え、その実、孤独で自信無げな、でも人一倍背伸びをする事で、何とか自分を納得させようと苦しむ、女子高生の彼女の不自由さや、生態が手に取る様に画面に繰り拡げられ、面白かった。
本作はファーストシーンから彼女の好奇心が引き起こす様々な問題と、ラストへの展開迄全編を通して表現されている、若さ故の過ちや、そこから得られる人間の再生の根源的な底力のようなもの迄、どのシーンを取ってもとても哀しいのだが、その哀しみこそが、豊かな時間の歩みに思えてならなかった。
イザベルと弟、イザベルと母、そしてイザベルと義父や友人達、多くの彼女のお客や初体験の恋人との関係性迄、どのシーンを観ても無駄なカットも無いし、カメラワークもファアーストシーンから、登場人物のキャラが良く表現された映像で良かったと思う。
そしてこの映画のラストシーンもイザベルの純粋さが表現されている良い終わり方をしていたと思う。女心と言うか、女性の美しさや、恋愛感情や、愛する事の本質を描かせれば、やはりフランス映画は最高に面白いよね!何故なのか?日本映画には中々出せない、味の有る、素晴らしい人間の輝きが嬉しい作品でしたね
生物的に
変態オサレ監督による、「幾つになってもメスって怖い!」映画。
基本的に、説明も解決も、もしかしたらストーリーすら無い。
あるのはSEX・SEX・SEX、でも深く掘る訳でも無く。
そんな破瓜から性暴走を始める主人公の17歳も、その娘が理解できずヒスる母親も。
理由の無い衝動と、娘にすら嫉妬する本能とで。
ただただ私には、女性に恐怖しか湧かない作品でした。
かと言ってつまらない、取るに足らない出来ではなく。
上手く言葉にできない魅力があるのが、この監督の困ったトコロ。
オススメは出来ませんが…
でも結局、オスなんてただのオッパイの奴隷なんだよね、と同時に気付かされる。
興味があるなら、覗いて観るべしの一本です。
やはり女性を描くと秀逸!
ミューズの美しさ!最後に出てくるゲンズブールのかっこよさ。母子の感情とその喧嘩の切なさ。過激なセックスシーンに引かれて来た、普段はオゾン作品など見向きもしないようなオッサンにもその繊細な機敏が伝わるといい。
少女の不思議さが魅力
衝撃的な内容だ。
思春期から大人へと成長する過程の青春期、危うい世代と言ってもこんな経験は誰もがする訳ではない。
劇中でも、同級生たちはごく当たり前の若者たちだ。
主人公の少女は何を求めていたのか分からないが、困惑する母親や、冷静に事態の改善策を考える義父の心情はよく伝わる。
常連客の老人の思いさえ、共感を覚える。
本作の魅力は、主演のマリーヌ・ヴァクトの魅力そのものとイコールだ。
繊細な危うさを滲ませながら、大胆に肢体をさらけ出す姿には感心しきり。タイプがハマる人にはとびきりの美人に見えるだろう。(自分はタイプじゃないけれど)
監督兼脚本のオゾンは、どこからこのようなストーリーをひねり出したのか。スケベであることは間違いないが、サスガと言える。
売春少女を責めるわけでも共感するわけでもなく、ただイミシンにカメラが寄り添う。
懐かしい
客層は違ってましたが日活ロマンポルノの世界を思い出します。
青春と性、それに絡むさらに奥深い雑多な人生(この部分はよくできてる)。
日活ロマンポルノなら何らかのカタルシスとともに終わるのにこの映画は何も終わらず始まらない。シャーロットランプリングが〆てくれるかと思ったが…。
もうひとつ、ポスターの写真より本編の彼女は美しい。
ポスターの絵は別のがいい気もする
というのも、イザベルはもっと少女と大人の狭間だという印象だったから。結局のところ、彼女は何に飢えていたのか、が掴めないまま終わってしまった。売春という棘のあるテーマだけれど、ヘンに煽ることのない、上品で落ち着いた映画だった。
少女と女の間の、特別な季節
女は永遠にも思える少女期を過ごすと、17歳という以外に名付けようのない特別な季節を駆け抜け、そしてある朝、女となった自分に出会う。
この作品は、少女でもなく大人の女でもない、17歳のイザベルの物語。
彼女の肉体はすでに成熟しているが、その心は体をどう扱っていいかわからない。膨らんだ胸をどう隠せばいいのかわからない。唯一彼女を少女時代に結びつけていたヴァージニティを夏の避暑地にそそくさと捨てると、彼女は新しく手に入れた体の性能を試すかのように、夕方のホテルで男たちに抱かれる。
全編を通して彼女の行為は論理的にはまったくでたらめだが、情緒的には完全に合理的だ。17歳という季節には、そういうことが起こるのだ。
ほんのワンシーンだが、精神科医とイザベル、その母のやりとりが個人的に興味深かった。
イザベルが稼いだ金を取り上げた母親は、それを慈善団体に寄付でもしてしおうと言い出す。そうすることで汚らわしさを洗浄できるとでも言うように。もちろんイザベルは反発する――というのは実は前フリ。
その後、イザベルと母親が精神科医と面談した際、一回のカウンセリング料が70ユーロであることが明かされ、医師は「イザベルの稼いだお金から払えますね」と静かに言う。医師はここで、善も悪も倫理も持ち出さず、ただそっと、彼女の人格を認めるのだ。
あのひと言は、その後長いこと、イザベルを支えたはずだ。
17歳の味方は多くないが、いないわけではない。
そのことを、雄弁にではなく、本筋から外れたワンエピソードとしてなにげなく挿入したところに、監督の優れた洞察力を感じた。
17歳だったことのあるすべての女性と、17歳の娘に振り回されてひどい目に遭ったことのあるすべての男性におすすめ。
17歳女子のことは理解不能
フランソワ・オゾンという作家は稀有なものをもっている。
彼ほど多彩な作品を撮り続けている映画監督は他にいないのではないか。
「8人の女たち」「スイミング・プール」「Ricky リッキー」
これらを撮ったのが同一の監督とはなかなか考えにくいところである。
17歳になったイザベル(マリーヌ・バクト)はその夏に初体験をすませ、秋から売春を始める。
お金のためでもなく、自分の価値を知るためでもない。
なぜ売春なのか、それはわからない。
ことによると、本人にもわかっていないかもしれない。
母親は医者で、どちらかというと裕福。
ただ、彼女の教育方針そのものは正しいとはいえない。十分にお金を与えればそれでいい、ということは決してないと思う。
お金の苦労はしないにこしたことはないが、そこをクリアするだけでは何かが足りない。この母親は、そこがまったくわかっていない。
イザベルが売春を再開しようとしたときに、颯爽と現れるシャーロット・ランプリングがかっこよかった。
オジサンの私にとっては
共感は無論のこと、ほとんど感じるもののない作品でした。
ヒロインの心情その他への分け入り方が弱いので、ただ内面の薄いバカの女の子と、日本人にとっては変と思えるフランス人の対応に首をひねるところが多かったです。評価の高いオゾン監督ですが、私の好みではないのだなあと思います。
それでいいのだ
女子高生が処女を失った途端援交を精を出し始めるので、そんな飛躍には驚いたのだが、惜しみなく裸体をさらしてくれるので大興奮、大満足だった。
相手がおじいさんで腹上死という、願ってもない死にざまで、ホテルの人も迷惑だろうけど、こと個人の結末ではこんな素晴らしい事はないと思う。それで主人公は援交をやめられたので、すごくよかったと思う。
どんなに蓋をしようと思っても、やりたくなってしまったらやめることなんかできないのだと思うし、それでいいのだ。
社畜に対する宣戦布告?
まず、主人公が生意気すぎ。
喋らない、ぶつぶつ吐き捨てて終了。
女優には悪いけど、体型貧弱すぎ。
デブよりましだけど、色気感じない。
内容は、ざっと、名門高校に通うフランス人のJKが、ただひたすらジジィとセックスする話。
三十分足らずの行為で五万もらって、また行為があって…の繰り返し。それだけ。
金に異常なくらい執着し、私は美人なのよ、皆と違うことしてる自分カッコよすぎ~アピールにウンザリ。
金をひたすらクソみたいに垂れ流す変態クソジジィ達。
そして、変態クソジジィに自分の汚いマ○コを差し出すクソ女。
こいつ、絶対エイズかかってるだろwwwww
映画の中盤で、イザベル(クソ女)が、男に金を踏み倒されそうになり、ブチ切れる。
『三万円って言うたやん!!』と。
お前、カウンセラーの男には『売春は金の為にしてた訳じゃない』とか平然と言っておきながら、なんやねん?
金に執着してるだろwwww
異常なくらい、こいつ狂ってる。腐ってる。
監督については、才能の安売りだな。
いや、才能なんてないだろwww
金払う価値ないよね?
少なくともはwww
貧弱な乳に、終わった性格。
フランス人は皆こんな風なわけ?
オゾンとかいう奴は、フランスの汚点をわざわざ映画にしたのか?
滑稽で愚か。
最後はイザベルが、さぁ、また売春しよか♪って感じで終わる。
プライドが高い癖に、自尊心はまるっきり無いみたいだな。
てめぇみたいなやつはエイズでさっさとくたばれやww
いくら頭が良くても、これじゃあねぇ。。。
きめぇ・・・・
ちなみに、自分はネットにアップされてたやつを無料でみたし、金は払ってないけどw
オゾンはきっと、社畜に宣戦布告がしたかったんだよね?
真面目に働いても時給に換算したらたった2000~3000円の正社員に対して。
全41件中、21~40件目を表示