「少女の不思議さが魅力」17歳 kazzさんの映画レビュー(感想・評価)
少女の不思議さが魅力
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衝撃的な内容だ。
思春期から大人へと成長する過程の青春期、危うい世代と言ってもこんな経験は誰もがする訳ではない。
劇中でも、同級生たちはごく当たり前の若者たちだ。
主人公の少女は何を求めていたのか分からないが、困惑する母親や、冷静に事態の改善策を考える義父の心情はよく伝わる。
常連客の老人の思いさえ、共感を覚える。
本作の魅力は、主演のマリーヌ・ヴァクトの魅力そのものとイコールだ。
繊細な危うさを滲ませながら、大胆に肢体をさらけ出す姿には感心しきり。タイプがハマる人にはとびきりの美人に見えるだろう。(自分はタイプじゃないけれど)
監督兼脚本のオゾンは、どこからこのようなストーリーをひねり出したのか。スケベであることは間違いないが、サスガと言える。
売春少女を責めるわけでも共感するわけでもなく、ただイミシンにカメラが寄り添う。
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