「熱い課外授業でした」劇場版 仮面ティーチャー ヴァルさんの映画レビュー(感想・評価)
熱い課外授業でした
原作漫画やドラマ版のことはよく知らず、仮面ライダー先生版ぐらいのつもりで鑑賞したのですが、どちらかと言えば特撮ヒーロー物と言うよりは熱い青春映画の様相が色濃い作品だったのですね。
ジャニーズや若手イケメン俳優大集合になっていたので、正直もっと見ちゃいられない映画かと思っていましたが、予想していたよりは全然見れる青春映画になっていたので、その点ではホッと一安心。
ただそこに特撮ヒーロー物的アクションを無理やりねじ込んだ形になっていましたので、チープ感は否めませんでしたけど。
思いのほか見れた一番の要因は、やはり遠藤憲一の存在感ですかね。
ある意味上手すぎて逆に違和感な部分もありはしましたが、どんな映画でも自分の世界観を貫く辺りはさすがの一言。
って、まず最初に遠藤憲一を褒めたら、キスマイ藤ヶ谷のファンに怒られてしまいそうですが・・・。
勿論、熱く自分の信念を貫く若い藤ヶ谷先生があっての遠憲先生でしたので、2人とも良かったのは間違いない事実でしょう。
暴力ではなく、心で生徒との絆を築こうとする藤ヶ谷先生、しかしそんな綺麗ごとはもはや通用しないとばかりに暴力で制圧しようとする恩師の遠憲先生、2人のアクションシーンはなかなか迫力がありましたし、2人のクサ過ぎるやり取りも意外とツボに嵌りましたし、まあ演出はテレビの特撮物と変わらないレベルでしたけど、何だかんだで楽しませてもらいましたよ。
お目当てだった生徒役・竹富聖花のおバカっぷりも可愛かったしねぇ(え、少数派?)
まあドラマ版を見ていないので、そもそもの世界観とかM4とか金髪先生とかよく分からない部分はありましたが、不覚にも金髪先生のシーンでは結構笑ってしまいました・・・確かにこれもきんぱっつぁんだ!