「どうでもいい真実」パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
どうでもいい真実
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タイトルから新しい事実でも見つかったのかと思ったが期待外れ、当時の一部関係者たちの動揺ぶりを再現しただけでした、もっとも全ての機密資料が明らかになるのは事件から75年後の2038年だから、まだ曖昧なのは仕方ないでしょう。
瀕死のケネディが搬送されたパークランド病院の医師たち、ベテラン医師がおらず研修医が救急措置に不安げだったのが印象的、パレードをたまたま8mmカメラで撮影していたザプルーダーはフィルムと共にマスコミに翻弄され以後カメラを捨てる、オズワルドの兄のロバートや母親も動揺、そりゃあそうでしょう、母親が息子はアメリカ政府に雇われた工作員だと叫び続けていましたね、そうだったのでしょうか。FBIは事件以前からオズワルドを別件で捜査していたのだが凶行を防げなかったと非難を恐れて証拠を焼却などは驚きました、原作は2007年に発売された、やめ検で弁護士のヴィンセント・ブリオシの書籍「歴史を取り戻す: ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件」に基づいている、ブリオシはイギリスのロンドン・ウィークエンド・テレビジョンが制作したオズワルドのテレビ模擬裁判で検事役を務め、自身でも再調査したそうだ。
ほぼ事実かと思ったらエンドクレジットでこの映画はフィクションと出ていたから困惑・・。ケネディ事件の映画としてはオリバー・ストーン監督のJFKに比べると貧弱な印象でした。
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