劇場公開日 2014年1月24日

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「ガッツリ韓国サスペンス」ゲノムハザード ある天才科学者の5日間 ヴァルさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ガッツリ韓国サスペンス

2014年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

難しい

日本人キャストが多く出演してはいましたが、やはり監督が韓国の方と言うこともあってか、当然と言えば当然なのでしょうがガッツリ韓国映画でしたね。
韓国嫌いの方がこの映画を鑑賞したら、間違いなく拒否反応を示すことでしょう。
私は特別嫌いでも好きでもない中間派なので、まあこれはこれで堪能できましたが、韓国映画あるあるなシーン(探偵の無駄にコミカルなところとか)に関しては、少々失笑気味な冷めた目線で見てしまいました・・・。

とりあえず西島秀俊が見れるなら何でも良いと言う方には、これ以上ない映画だったと言えましょうか。
120分、これでもかと言うぐらい西島秀俊を堪能できる映画でしたからね。
それにしても、大半のアクションシーンを自分でこなしたと言うのですから、さすがそこら辺のイケメン俳優とは訳が違いますね。
ジャッキー・チェンやジェイソン・ステイサム等とは全く毛色の違った人間臭いアクションシーンの数々は、お見事の一言!

内容、ストーリーに関しては、自分だと思っていた人物は別人・・・じゃあ自分は一体何者?的な基本軸のサスペンス部分はまずまず楽しめたのですが、強引&ご都合主義連発でしたし、どこかで見たことがある感は拭えなかったし、黒幕の存在・動機に関してもちょっと安っぽ過ぎでしたので、完全にのめり込むところまではいかずな感じでしたかね。

とは言いつつも、中盤までは全く先が読めずでしたので、何だかんだで結構楽しみながら見てはいたのですけどね。
ラストも結構好みなラストで、思いのほか後味は悪くなかったです。
それとヒロインのキム・ヒョジンは、韓国版井上真央っぽい雰囲気で、なかなか魅力的な女優さんでしたね。

ヴァル