「猫萌え、そして北村一輝萌え」猫侍 スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
猫萌え、そして北村一輝萌え
ドラマ版は見てなかったので、一体どんな内容なのかよく知らずに見てしまいましたが、どうも映画オリジナルストーリーだったようなので、ドラマ版を知らなくても結構楽しめましたね。
侍と猫の出会いから侍・久太郎の過去等、思いのほか初見の私のような者にも分かるよう丁寧に描かれていたので、分かり易くてとても有り難かったです。
まあ話自体はユルユルっとしたコメディ仕立ての時代劇で、真面目に見てたら間違いなく肩透かしを食らうでしょう。
まさしく北村一輝が演じた久太郎と猫の玉之丞と言うキャラありきの映画でしたね。
でも、この侍と猫の関係性がたまらなくいい!
次第にかけがえのない存在へと変化していく様子に、何だか癒されたなぁ。
テルマエ・ロマエ風な久太郎の心の声も、何気にツボでした。
寡黙で強面の久太郎だったからこそ、ギャップに萌えました(笑)
猫萌え映画だとばかり思って見たのですが、むしろ北村一輝萌えな映画でしたね。
そんな久太郎に寄り添うように、居心地良さそうにしてる玉之丞の構図が最高でした。
また猫を抱きながら寺脇康文が演じた侍と一騎打ちをするシーンも、何気に見応えたっぷりでした。
時代劇要素は本当に薄い映画でしたが、そこだけは見応えあったかなと。
あとは酷いものでしたので・・・。
でも犬派も猫派もそれぞれの親分はいい味出してましたね。
まあラストはやや微妙でしたが、ほのぼの癒し系映画としてはまずまず楽しめました。
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