リディック ギャラクシー・バトルのレビュー・感想・評価
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80年代BキューSFの見本のような、現在ではとっても貴重な珍作
ギャラクスイー!バトルの副題が素晴らしいっ!もちろん皮肉。ひっさびさに超ど級珍作を観させていただいた。
80年代、大量に産み落とされたB級SF(T1とかじゃないよ)ってホント、こんな映画だったよ、そういえば。
ビン・ディーゼル、何やってんの?「ワイルド・スピード」シリーズですっかりA級のスターになったのにコレかよ?
笑わせてくれる。
当時のB級SFはとにかくストーリーにまったく関係ない見せ場を延々と垂れ流す特徴があった。クリーチャー、キモいだろ?宇宙船かっこいいだろ?おっぱい、おっと、これはあっていい。
(本作にはありません)
とにかくその場限りのアクションが多すぎ。
リディックのやんちゃっぷりも描き不足。
そもそもリディックシリーズでクリーチャー退治ものっていう発想がおかしい。
原点に戻った
「前作で広げた風呂敷をどうする気なんだろう?」と観てみたら、原点回帰っていうか、「ピッチブラック」の続編?にしたのね。
予算の関係もあるんだろうけど、「ロード・マーシャル」との絡みは最初のみで、あとは「ピッチ~」を一からやり直してるような感じで、ラストだけ「ピッチ~」と対になる感じにしてドヤ顔されてもなー。というのが正直なトコ。
拾って育てた犬を殺されて復讐するトコは「ジョン・ウィックかよ!」って思った。
やっぱリディックみたいなぼっちキャラはヴィン・ディーゼルには合わないし、これ以上の続編は難しいかもね。
前作の方が好き
あのリディックが寝首をかかれるとは、ちょっとイメージと違いましたが相変わらずリディックのアクションは凄かった。
今回はSFってよりはアドベンチャーという感じでスケールが小さく思いました。
お話も半端に終わった感じがしましたが続編あるのかな?
ピッチブラック好きにはたまらん
ヴィン・ディーゼル好きとピッチブラック好きにはたまらん作品だと思う。
前作、前々作も好きなので、続編が出て嬉しい限り。
10年以上経過したとは思えないほど時間を感じさせない雰囲気が良い。
話の内容はピッチブラックに回帰していて、楽しめる。
SF、エイリアン的なB級クリーチャー好きでも楽しめそう。
低予算なのか、わかりやすいCGだなぁってモロに感じられる部分があったりするし、ネクロモンガーがあれからどうなったのかが気になるという点を除けば、個人的には満足いく作品。
続編また出て欲しいなぁ・・・。
見る人を選ぶと思うけど。
Go! Go!ケイティ!
映画の歴史は、まだ若い。
創生から120年。カラー・音声付・ハリウッドから70年。
そういう時代を知っている人って第一世代って感じがする。
故淀川長治さんの自伝や解説には、そんな引用ばかりだった。
それから、毎年のように新しい手法の映画が量産されていく・・・。
そして、今は続編・リメイク万歳の時代。
「パートⅡはつまらない。」なんていうお題目は、「ジョーズ2」とかの話だからね。
明日はどんな友達に会えるかわからない・・・。そういう気持ちで暖かく続編を見たいね。
過大な期待は禁物だが・・・。
だから、リディック3が、ピッチブラックから数えて14年たっていてもあまり違和感がない。
第二世代感覚なら。
ゴッドファザーⅢが18年ぶりだったと大騒ぎしたし。
スターウォーズはエピソード6からエピソード1までには、16年待たねばならなかった・・・。
ダイハードは、17年ブリでラストデーなら、リディックだって相当なもんじゃない・・・。
おんなじビン・ディーゼル主に主演のFast&Furiousシリーズだって、2001年からだから、まあほぼ同じってことで・・・。
続編万歳・リメイク万歳。それが第三世代。
でもね。虎さんと007だけは別格だけどね。
***ここからネタバレ・あらすじ*********************
前作の事なんか全然忘れてる観客のことなんか、全く気に何ない制作側。
何の刑だかわかんないんまんま、謎の砂漠の惑星で大怪我モンの置いてけぼり。
肉ばっか食ってビタミン不足で鳥目なもんだから、まっ暗闇(ピッチブラック)でもよく見える手術を受けたという第一作の経緯上。
砂漠のまぶしさに思わず、「メガネメガネ・・・」と横山やすしブリのあわてっぷり。
おまけに、大腿の骨が飛び出る開放骨折。
ねじって、釘で止めるおっとこマエなダイハード。
あー。こんな不潔な場所なのにー・・・。感染確実!ぜってぇ助からんぜー。
前作で宇宙征服した主人公のビンディーゼル。
声が低いのでセリフは少なめで、といったとかそうでないとか・・・。
説明不足なまま、失われた故郷帰りたさに、ナマクラになったタフガイ魂を付け込まれて、ネクロモンガーの根暗なやり口で騙されたらしい・・・。
ここまで、全然前作の想い出がないオレ。
「記憶がないってさびしい・・・。」と思わず物忘れ外来に行きそうなオレ。
「ルパさまぁー、この子下さる?」
みたいなノリで、サーベルタイガーみたいな猫と仲良くなったナウシカ並みのリディック。
泥沼に潜む人食いヤモリを蹴散らして、やっと小屋みたいなとこにたどり着く。
自らをおとりに緊急避難信号で助けを呼ぶと。
高額賞金のかかったリディック目当てのバウンティーハンターが集まってきた・・・。
そして・・・。
賞金とは関係のないリディックとの因縁の男が、精鋭を連れてやってくるのだが・・・。
この因縁が、全然思い出せねーんだな、これが・・・。
思惑通り、リディックは惑星脱出のために彼らに罠を張り、まんまとはまったバウンティハンター軍団は、何人かをエイリアン泥ヤモリにやられ、精鋭軍団が統率組に早変わり・・・。話は惑星脱出へとの一致団結話にうやむやのうちに変わっていくが・・・。
ギャラクシーバトルというタイトルは、日本のみ。原題は初めての「Ridick」(前作は「The Chronicles of Riddick」、初作は「Pitch black」。)
今回は、宇宙をまたにかけた小さな小屋でのお話です。
最後に。
ギャラクティカの「スターバック=カールスレイス」役、ケイティ・サッコフが華麗なるロシアンおっぱい(片乳のみ)を披露してくれます!
これ、すごく大事な伏線なのですよ!
イメージ通りの勇敢戦士、女らしさを垣間見せる素敵な役柄です。こうご期待!
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