朝日のあたる家のレビュー・感想・評価
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何度観ても、心が震える。魂が揺さぶられる
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この映画を3度観ました。3度ども感極まりました。それは何故か、この映画は、原発事故による家族の悲劇をまぎれもなく忠実に描いていること。しかも進行形であり、私たちの過去、現在、未来をも描いている。事実だからこそ、感動がひと味違う。
何度観ても同じシーンで、心が震える。魂が揺さぶられる。弱者である母親の良江が立ち上がるシーン。
本当の幸せって、何気ない普通の平凡な日々だったんだね…と、次女の舞が回想するシーン…
この映画は、その人によって感情移入する登場人物が異なるだろう。それぞれが誰かを体感する。
男性なら父親や娘の彼の苦難を体感するだろう。
母親、娘、娘を思う彼…それぞれの立場や思いが、とってもリアルにきめ細やかに描かれている事に驚かされる。
太田監督の人間観察はすごい! と感心しました。
誰かを体感する事で、原発の災害が収束するどころか、どんどん拡大している現実を思い出してほしい。
まだ、観ていない方がおられましたら、DVD化はありませんので、絶対映画館にいくべき! おすすめの作品です。
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