クライムダウンのレビュー・感想・評価
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タイトルにはほぼ意味なしです
映画紹介とタイトルから、山の中で繰り広げられるサスペンスドラマ、だと思いきや。
確かに事件の始まりは山中だし、冒頭はロッククライミングのシーンだし、スコットランドの寂寞たる自然の美しさは悪くなかったんだけども…。他の方のレビューにもあるように、後半あっさりと舞台が山から街中へ移り、ただのランナウェイ系アクションになってしまう。主人公たちが山で偶然見つけた幽閉された少女の謎も、全然深くないし。あー、まあよくある話だよね、で、終わり方も特に印象深くもなく。
そもそも無関係な人をあんなに無駄に殺しまくってことを大きくするなんて、犯人、ちっともプロじゃ無いと思う。雰囲気は醸し出していたのに、脚本の詰めが甘い感じ。山中での死闘サバイバルに徹して練り上げてみたら良かったのに、なんだか残念映画でした。
ところで、原題の“a lonely place to die“は、子供達が幽閉された場所のことを指していたのかな?
山の中の木箱
山の中の土中に木箱が埋めてある。
どのようにそこまで運んだのかよくわからない。
車の入る道もない。材料を運んでそこで組み立てたのか?
少女をヨーロッパ?からどうやって運んできたのか?
密猟者があそこにいる必然性はないな。
しかし不幸を呼ぶ少女だった。
何を期待して見たかでガッカリ度は変わると思う ※下の方にネタバレあり
地上波で見たので、吹き替え・恐らくカットあり。
しかも30分ほど過ぎてから見始めたので、設定については曖昧な箇所あり。
…レビューしない方が良かったかもしれん(^^;
あらすじ:
スコットランドの山登りに来た男女5人のグループが、土の中に外国人の少女が埋められているのを見つけ、とりあえず町まで送り届けようと一緒に下山し始める。ところが、下山中に何者かに襲われ散り散りになり、次々に殺されていく。
邦題が『クライム・ダウン』=恐らく下山のことを言いたいんだろうが、別に下山がメインの話ではない。もっと言えば、場所が山かどうかもあまり重要ではない。
確かに山でハラハラする場面が多いが、ラストはもはや山関係なし。これはガッカリする人いるかもとは思う。雄大な自然とかも別になし。
プロの登山家しか行けないような、普段誰も足を踏み入れない場所に子供が埋まってる設定だから、川や切り立った崖などがあり、足場が悪くて追われるシーンにスリルが出る、というだけのために山にしたんじゃないかと思うほど。
ただ、現在の映画.comの評価☆2.7はちょっと厳しすぎるかなーと。3くらいはあっても良いような。
イギリス映画は大抵こんな雰囲気ですが、普段アメリカ映画を好んで見る人には、どんでん返しも意外性もなく、ラストのスカッと感も物足りないかも。
これでも、イギリス映画の中ではアメリカ寄りな気もしますが。
原題は"A Lonely Place to Die"=孤独な死に場所なので、そもそも作り手も、山自体にこだわりがあるわけではなさそう。
99分の作品だそうですが、30分も過ぎて見始めたせいで既にハラハラタイムに突入しており、最後まで休まずずっとハラハラできました。
ただ、主人公一行が見つけたのは東欧の子で、主人公達とは言葉が通じない設定らしいんですが、吹き替えだと普通に(口数が少ないだけで)会話できているように見え、言葉通じてなかったのは後で調べて初めて知りました。
というわけで、またしても吹き替えか字幕かで評価が変わりそうな作品を吹き替えで見てしまった。
↓↓↓
以下
ネタバレ
あり
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山の中、地中の木箱に子供が埋められていて、結局ただ金銭目的の誘拐してる奴らの仕業なんですが、外国から連れてこられた子供がこの箱に詰め込まれ、犯人達は金を貰えなければこのまま放置、子供は勝手に死んで腐敗するので、捕まってもだんまり決め込んでれば遺体も見つからず、遺体がなければ殺人・誘拐の証拠がないので犯人の勝ち…ということらしい。
普段は人が通らない場所らしいが、今回は何故か主人公ご一行が通って見付けてしまう。何でや。
ちなみに前回は日本人の男の子だったそうだが、その子は箱に入れといたら、交渉する前にネズミに食われてたそうな。何でや。
で、その男の子の時は死んだ子供じゃ人質にならんということで、既に死んでいることを隠し、巧みな話術で金だけパクった。一度うまくいったんだから、今回の少女・アナも適当にあしらって金だけパクってトンズラしよう…と思ったが、相手が悪かった。
実はアナの父親は、戦争犯罪人で悪い噂しか聞かないという、手を出してはいけない代表のようなパパンなんだが、人殺し程度何のその。
離婚したママンの方も慰謝料?養育費?で贅沢な暮らしをしていたようで、そのせいでアナは裕福な家の子=良いカモだと思われ誘拐された。
パパン、「良い暮らしをしてる女の陰には必ず資金源の男がいる」とか、アメリカ人に言ったら殺されそうなセリフ吐いてましたが、まあ2011年のイギリス映画なのでこんなもんかな。
実際イギリスはちょっと日本と似ているところもあり、男女平等の政策を進めるのも遅い方だったそう。国のトップ(王様)女性なのにな…?
ともかく、まあ人の命なんか何とも思ってなさそうなパパンに生き埋めにされ、犯人は自分が子供達にしてきたのと同じ目に遭わされるわけですが、ここで原題の「孤独な死に場所」に繋げてるんですね。
地中に埋められて孤独に死んでいった子供達のことかと思いきや、まさかの犯人も。死に様が悲惨すぎて、一周回っておもろい。笑
アメリカ映画って割と「とばっちりで死ぬ」ちょい役が少ないというか、死ぬところを映すからには、何かストーリー的に意味があることが多いですが、本作はそりゃもう、何の意味もなくポンポン人が死にます。撃ち合いでとばっちりで殺され、主人公達が逃げ込んだ先でとばっちりで殺され、殺人犯と知らずに絡んで殺され…
「え?あの人何のために死んだの?何で死ななきゃいけなかったの?」なんて野暮なこと訊いちゃいけません。死ぬ時は死ぬんです。理由なんかありません。
ヨーロッパの宿命論の影響なんでしょうか、アメリカや日本の映画のように、頑張れば何とかなる感や、どんな人の人生にも意味がある的な思想は薄い感じがします。もちろん主人公は映画だから頑張るけど、脇役達は、どんなに頑張っても死ぬ時は死にます。こういうところはアメリカ映画より現実的かも。
普段見るのがアメリカ映画なので、たまにイギリス映画を見ると、アメリカ映画とはまた違った雰囲気で良いなあと思います。
わざわざ映画館で金払ってまで見るほどではないかもしれませんが、酷評されるほどの内容でもないと思うので、気が向いたら見てみては。
序盤と終盤の設定の落差がありすぎる。
序盤と終盤の設定の落差がありすぎる。
山とミステリーでやる映画なんだろう、と思ってたら、ふっつうの誘拐事件になる。閉込められてる少女の謎と自然の雰囲気はミステリアスで悪くないのに、それを呆気なく捨ててしまう。
もう中盤以降、何にもない、ただ逃げてるだけ。オチも逃げ切った、それだけ。
残念。
本格的な登山の新しい見せ方という発想かな、とか最初は期待値もあったが見事にこけた。
テーマが解りづらい
国際的な誘拐組織がさらった娘を
たまたま、登山グループが見つけたもんだから
命狙われるわ、遭難しそうになるわでって、
一体何が伝えたいのかな?
前半は山岳部後半は犯罪組織からのサバイバル
と、題名はどこへいったやら・・?
どうせなら、山の中での闘いとサバイバルを
徹底して欲しかったなあ。
後半は息切れでした。
まず、みる必要のない作品。
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