猫と電車 ねことでんしゃのレビュー・感想・評価
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夢見る少女じゃいられない?
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コメディタッチなのだがリアルに不幸な子供の話がベースなので深刻過ぎて笑えない。
しずくちゃんが自由奔放で猫みたいというのだろうか、大好物は鰹節のかかった猫まんまのようです。ほんとの猫ちゃんは時々いろんな子がちょこっと映るだけ。
ことでんの記念映画だから有川浩の「阪急電車」のような沿線の駅の話や乗客のエピソードなどが主かと思ったらしずくちゃんの成長物語でした。風光明媚な海辺を電車が走る画や名物のうどんも絡めて郷土色は豊かです。
公園に段ボールのお城をつくるあたりは乙女チックで痺れますが万引きや意地悪女などリアルに酷いエピソードを入れるのでトーンのぶれが気になって心酔できません。基本、出てくる人は善人ばかりで通してほしかった。
香西志帆監督は地元の銀行員と2足のわらじ、長編初監督だとか、プロが作っても笑いとぺーソスの塩梅は難しいので良し悪しというより感性の違い、好みの問題かもしれません。
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