「笑っていいの?」ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金 Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
笑っていいの?
実話に基づいて作られた作品は何らかのメッセージと共に 感動したり学ぶことがあったりするのですが 本作品は…「苦労なくして利益はない」という教訓(ことわざ)を捻ったものに沿っている、とはいえ コメディ色が強く、加えてバイオレンス満載。つい気を許して観てしまうのですが「これって(実話なのに)笑っていいの?」と考え込むと 引いてしまいます。
フロリダのボディビルダー3人組は 金持ちを誘拐し、金や富を巻き上げるという犯行にでる。 しかしそれが 思わぬ方向へ流れ…というストーリー、実話。
主犯のダニエル・ルゴを演じた マーク・ウォールバーグ。 無謀で無知なボディビルダー役は 今までで一番ハマっていたと思います。 そのルゴに召集されるドイル役に ドウェイン・ジョンソン。 エイドリアン役に アンソニー・マッキー。“二日酔い映画”と張り合うには ちょっと重たすぎるキャスティングですが、実在の人物に合わせたのでしょうから まあ納得。アンソニーがいい体格をしているのに ちょっと驚きました。
しつこいですが、実話です。 個人的にマイケル・ベイ監督とは相性がいいので、作品自体の仕上がりは悪くないと思うのですが、(内容が)私の許容範囲を超えてしまっている 3.0評価。 ドウェインが もっと役に入りこんでいたら、マークとアンソニーとのバランスも上手くとれて タイトルももっと活きたと思いました。
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