劇場公開日 2014年2月22日

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「一人でも多くの人に観て欲しい」東京難民 松村 訓明(まつむら のりあき)さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0一人でも多くの人に観て欲しい

2014年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

この映画を観に行くきっかけとなったのは、私の好きな街である東京の街を見たいというだけの軽い気持ちだったのですが、この映画は、生きるとは、また、人生にとって、何が一番大切なことなのか、といった根源的な事柄を考えさせられるとても素晴らしい映画でした。この映画は、ある面、我々にいきなり訪れるかもしれない「貧困」という問題を切実に感じさせてくれました。遠い世界の出来事では、ないと思いました。主人公を演じた優男である「中村蒼」さん、および、清楚な女性が堕ちていく様子を演じた「大塚千弘」さんの持つ雰囲気がこの映画の役にぴったりとはまっていました。特に、大塚さんの演じる女性の「優しさ」「ぬくもり」「あたたかさ」には、しびれ涙してしまいました。一人でも多くの人にこの映画を観て欲しいと思っています。もっと多くの映画館で上映してほしいです。この映画を観ると、温かい布団で寝られることの幸せを噛みしめることができます。この映画については、是非、続編を作成していただきたいです。ありがとうございました。

松村 訓明(まつむら のりあき)