「レビューの高評価が頷ける」東京難民 eigalさんの映画レビュー(感想・評価)
レビューの高評価が頷ける
観る予定には無かったがレビューが高評価だったので鑑賞。
キャスト、彼らの演技(どの役者さんも!)、話、脚本、演出、上映時間(最初のシーンで終わりと思いきやまだあった)
100円玉の伏線までうまくまとまっていると思いました。そしてメッセージ性も大。
大学の学費も滞納期限切れで除籍される主人公の修(事務員の対応←そうゆう対応の人いると思う)
親からの仕送りを頼りにチャラチャラと生活していて、部屋の滞納通告も気にも留めずにいきなり退去させられる。
部屋を借りる借主ではなくてマンスリーマンションだったのかな?(今更ながら勉強させていただきました修と同じく)
そしてその表面的には丁寧な対応をする吹越さんも好演。(そうゆう担当者いると思う(笑))
ネットカフェ難民(ネカフェ難民)の実情(足を伸ばせて寝れない)
けどネカフェで寝れるだけよくて、24hファーストフードで朝まで過ごす住所不定の若者も多いという。
修はスマフォでバイトを探すが探している最中バッテリーが切れる。充電器を買って公共のコンセントから充電して使うが注意される。
(←そんな表に見えるコンセント使ってたら見つかるだろうに(笑))
バイト情報誌もネカフェで無料のものを見つける(あると思う)
ホストの裏側
金子ノブアキさん演じる篤志も寡黙系で十分怖かったが、現実はもっと怖いんじゃないか?
と思ったが修を捨てるシーンまで含め十分に伝わっては来た。
ホストの寮の様子も見れたし、中尾明慶演じる小次郎も(本人のイメージからの役柄か?)やさしい先輩やな~と思ったり。
大塚千弘ちゃんも体まで張って好演でした(演技うまかったしほんとに居そう)
けど実はシャンパンコールも後のシーンにつながっていたという。
日雇いの世界(そこで一度落ちると這いあがれない仕組み、這いあがらないような声も聞けた)
ホームレスの実情(義眼なんだろうけどカラーコンタクトまでつけちゃってた井上順さんも好演でした!)
もしかしたら修のお父さんか?そして二人抱き合う・・・っていう終わり方じゃ変か)
けど100円玉のエピソードがあった。なるほど!うまい!そうやってお金って巡り巡っているものなのよね。
以前100円玉をどぶに落としちゃったけど、また手に入れてプラマイ0というところも腑に落ちました。
けど最後のシーンその100円玉を握りしめてお父さんを探しに行こうとする修に100円以上の”もの”を得て
前向きに歩いて行くところは好感でした。
そしてそこで主題歌が流れてエンドクレジット。
この主題歌はこの映画のために作ったのかな?よく合っていると思いました。
いや~観てよかったです