「米のMM、仏のBB」気分を出してもう一度　シネマディクトさんの映画レビュー（感想・評価）

ブリジット・バルドーのコメディタッチのサスペンスで、60年以上前の作品なのに、バルドーの魅力は褪せることなく最後まで楽しめました。旦那の浮気未遂を恐喝していたダンス教師の女が殺され、新妻ブリジットが次々とファッションやダンスをご披露しながら、旦那の無実を証明すると言うお気軽な内容です。ストーリーもどこかヒッチコック調で、次から次へと容疑者が出てくる展開の早さで、二転三転するので目が離せません。脚本は、ジャン＝ポール・ベルモンドの快作『大頭脳』『エースの中のエース』のジェラール・ウーリーなので、面白いのも納得です。役者では、バルドーは、小悪魔と言うイメージがピッタリの可愛らしさで一発でファンになりました。まさにハリウッドのマリリン・モンローと双璧をなすセックスシンボル。