「イライラしながら感動した」ワン チャンス 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
イライラしながら感動した
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主人公が、パバロッティの前で歌う時に普通のセーターのもっさい普段着で、せっかくのチャンスなのに無策すぎる。あがり症であるとかそれよりはるか以前の問題で、準備を怠りすぎである。最初に賞金を獲った時のようにピエロの格好でもなんでもすればいいのにと思った。いくら学校だからと言っても人前で芸をするなんてのは常に値踏みされて、何かあったら即減点されてしまうという意識がなければならない。それとも歌にゆるぎない自信があったのだろうか。
そのように主人公にイライラしたのであるが、そのイライラの分クライマックスは大感動してちょっと泣いてしまった。
主人公が上がり症であり、自身がないのは童貞が原因なのかと思ったのだが、結婚後も変化なかった。
実話だから仕方がないのかもしれないのだが、病気になったり怪我をしたり、ドラマとして都合がよすぎる感じがした。
彼女のユーモアがとても面白く、太り方も絶妙であった。携帯屋の先輩はブラピを貧相にした感じでとても魅力的だった。
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