ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛のレビュー・感想・評価
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製作陣に大物がいる第二弾
デイミアン・チャゼルという人物が脚本に携わっているのだが、彼はライアン・ゴズリングを主演に迎え、大ヒットした「ラ・ラ・ランド」の監督である。前作に引き続きイーライ・ロスも製作に名を連ねているだけあって、中々期待させられる物があるが、どうした事か前作よりもパワーダウンした作品になってしまった。前作がPOVだったが、本作では普通の視点に戻っており、作品としてはこちらの方が観やすいだろう。だが、前作のレビューを書くときにも記載した通り、この手の作品はこの時代には「地味な作品」という印象になってしまう事が多いが、本作はそれを助長するかの如く、超絶地味である。
本作には悪魔界の王こと"サタン"や"ルシファー"に並ぶ人気キャラ…じゃなくて有名な悪魔の"ベルゼバブ"が前作で生き残った少女ネルに憑き纏うという物だが、怪異という怪異は本編90分に対して半分にも満たない位にしか無く、夜暗い部屋で観てたらぐっすり眠れそうな位である。ネルが精神病院に預けられ、次第に打ち解けていくシーンはネルの怖く不健康そうな顔つきが変わっていき、それらの演技力や表現力の高さには感心したが、こちらはホラーを観に来た為、そんな細かな演出は程々にしてビビらせて欲しいのである。そんな中で友達が出来たり、ボーイフレンドが出来てファーストキスまで経験しちゃったりと調子に乗り出した頃にベルゼバブはやって来る。エクソシストとてベルゼバブ相手では太刀打ち出来ず、匙を投げる位の死闘と化す悪魔祓いになるのだが、最後の最後でまた衝撃的な展開へと変貌する。この為に静かにしてたのかと感心させられる位だ。そこら辺のシーンは普通に怖くて良いのだが、基本的にはネルに恋するベルゼバブがちょっかいを出してくるという展開のため、嫌がってる女の子にしつこくアタックしてくる男子みたいな形であり、しょうもない奴だな…と思ってしまう。
前作も決して超良作という訳では無いが、ストーリー展開で言うと本作よりも勝っていただろうと思う。最後に好きな子のために身を引くっていうのも必要だぞと誰かベルゼバブに教えてくれないだろうか。
クソつまらない映画だが、エンディングの切れ味は素晴らしい。
モキュメンタリー形式で作成されたホラー映画『ラスト・エクソシズム』の続編。
前作の主人公ネルに忍び寄る、悪魔の恐怖を描く。
原案/脚本を手掛けたのは、後のオスカー監督デイミアン・チャゼル。
前作はモキュメンタリーとして作成されていたが、本作はごく一般的な三人称視点での映画。
はっきり言って全く面白くない。89分の上映時間のうち、最初の1時間は特に事件も起こらず、ネルの日常を見させられる。
悪魔が来るか!と思ったら来ない。今度こそ来るか!?と思ったらやっぱり来ない。これの繰り返し。何やこれ一体?
前作の映像がYouTubeにアップされているという展開は現代らしいフレッシュさを感じたが、それを作品に活かすことが出来ていなかったのが残念。
終盤の悪魔払いも見せ方が全く面白くない。前作も大して褒められた作品ではないが、それでも悪魔払いの描写はなかなかに迫力があったのだが本作はダメダメ。
この作品は大外れだな…と思っていましたが、ロックな音楽に合わせて繰り広げられる、クライマックスでの世紀末的展開は素晴らしい。
やはりデイミアン・チャゼルが関わる作品は、どれもクライマックスの切れ味が素晴らしいということを再確認することができました。
エンディングが良かったので、評価を少し高くしましたが、映画自体は全く面白くないです。
思い切って、覚醒したネルとエクソシストとの闘いを描くアクション映画にしていたらもっと面白くなったかもね。
ヤンデレですかね
1を観ていなかったのでちょいちょい話がわからなかったけれど、結構面白かった。
ところどころびっくりさせる系のホラーっぽかったが、特に怖いところはなかった…カルトの奴らの適当っぷり&弱さっぷりにはある意味びっくりしたが。
そして終わり方!主人公を一番案じて思ってくれているのはアバラムだったように思ったので、手をとるシーンはおおっ、と思った。
なかなかいい終わり方なんじゃないだろうか。ハッピーエンドとは言えないどころかバッドエンドなんだろうけど個人的には満足した。
悪魔の嫉妬に少し羨ましさを感じた(笑)(○´∀`○)
姿を見せないアバラム(悪魔)。ネルは彼から逃避行を続ける。そして行き着いた場所は見知らぬカップルの家。その後病院に連れてかれるも、手に余り孤児院へ。この世を統べる力を拒むネルだったが…。
ある意味、悲劇的なラブストーリーとも取れる。行き先は終末でしかないが。誰かを愛するのは勝手だが、周りの人に迷惑をかけないようにしないと(笑)(○´∀`○)
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