劇場公開日 2013年9月7日

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「 人間や物質は生まれた星の重力に従ってしまうため、接点となるトラン...」アップサイドダウン 重力の恋人 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 人間や物質は生まれた星の重力に従ってしまうため、接点となるトラン...

2018年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 人間や物質は生まれた星の重力に従ってしまうため、接点となるトランスワールド社の中でも上と下に人々は働いている不思議な空間。逆物質が上下世界にそれぞれ逆の世界にあると、1時間で燃えてしまう恐ろしさ。上で作られた服を着ていると1時間後に燃えてしまうのだ。アダムは上の社員ボブ・ボルショヴィッツ(スポール)と仲良くなり、服を調達してもらい、逆物質をおもりにして彼女と会う計画をたてるのだ。

 ボブは突然解雇され、アダムに社員証を預けて彼のデートに協力する。何度かデートはするものの、反物質のおかげで服が燃え始めるために1時間という限定デート。そして社員証の効果もなくなり、警察に追い回されることになるが、その都度おもりを捨てて下の世界へとジャンプする様子は面白い。

 アダムの家系はピンクミツバチの集めるパウダーの効力によって浮遊する薬品を開発できるようになるのだが、トランスワールド社はその製法が知りたくてしょうがない。逃亡者アダムを追い回すが彼を殺すわけにはいかないのだ。そして解雇されたボブはアダムの協力により独自に反重力の研究を進める。

 綺麗な映像と奇抜な発想。そして格差社会を見事に表現している映画ではあるけれど、基本は一途なラブストーリー。最後にはハッピーエンディングを迎え、両社会の融合を実現!だけど、戦争とか反乱とか起きないのがおとぎ話チック・・・『スパイダーマン』のキスシーンを思い浮かべてしまうが、そんなギャグではなかったらしい。小便すると小水が上に登っていくところが笑える。

kossy