劇場公開日 2013年7月20日

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「名曲の知られざるオリジナル」最後のマイ・ウェイ arakazuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5名曲の知られざるオリジナル

2014年7月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

知的

御多分に洩れず「マイ・ウェイ」=フランク・シナトラという認識だったので、この曲のオリジナルがフランスの曲だとは知らなかったし、勿論クロード・フランソワという歌手のことも全く知らなかった。
伝記映画というのは、その人物についてある程度の予備知識があって観ることが多いが、ほとんど何も知らずに観るというのも初めてだったかもしれない。
クロード・フランソワについては何も知らなかったが、彼が歌う曲は何処かで聞いたことがあるような気がして(それは彼が海外のヒット曲のカバーを積極的に歌っていたからかもしれない)、何だか昭和の歌謡曲を聴いているような気分になった。
厳格な父親に最後まで歌手という仕事を認めて貰えなかったからかもしれないが、クロード・フランソワという人は、どうも生き急いでしまった人という印象を持った。
自分という人間の価値を証明するために次から次へと新しいことにトライした人だった。
一方、自ら「チビでガニ股のフランス人」と卑下したり、美容整形を繰り返したり、外見に対するコンプレックスも強かった。

伝記映画としては、極オーソドックスな作りだが、あともう一捻り、何か訴えかけるものが欲しかったかも。

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arakazu