「とっておきの一本」孤独な天使たち Raspberryさんの映画レビュー(感想・評価)
とっておきの一本
自分も周りもよくわからないロレンツォ。
突然現れた異母姉妹は、美しく、感性豊かで、少し大人。
同じ父を持つ彼女は、彼の知らない悲しみを味わって育ったのだろう。だからこそ、自分の状況も、ロレンツォが一人で隠れていることも、良くないことを知っている。
わからない先にある「わかる感覚」に目覚める時。それは少し甘美で、解放感に満ちている。ダンスからラストシーンにかけて、深く胸にしみる。
私の「とっておき」。
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