チャイルドコール 呼声のレビュー・感想・評価
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精神薄弱の母
DV夫から逃れ、郊外のアパートに越してきた母と息子。心配する息子の部屋にチャイルドコールを設置するが、息子ではない子供の悲鳴が聞こえてきて…。
次第に精神がおかしくなっていく母のサスペンス。
謎の子供の悲鳴に取り憑かれ、息子への異常な愛情、挙動不審…。
ノオミ・ラパスの熱演でスリリングに綴る。
衝撃のオチ。
全ては息子を愛し過ぎた。
憂鬱で哀しいこのオチは個人的に好みだが、薄々予測出来た。
謎や伏線もすっきりした回収ではなく…。
見た後鬱になりそう...
主人公の女性はけして美人ではないけどなんとなく雰囲気ある女優さん
なかなかのはまり役でしたが内容は結局シックスセンスみたいです。
食後の方は眠気を耐える事必須!
子供も含め役者人はそんなに悪くないんだけどね、もうすこしひねりというかなるほどー みたいなのが欲しかった。
なんか見た後一気に疲れが...
情景も悪くはないです。
シックスセンス的悲しいおはなしでした。
チョット前半睡魔が襲いましたが、後半はあれよあれよと言う間の展開でした。
予告編見ていたら、てっきり虐待していたのはラパスのほうでした…、的なストーリ展開かと思いきや…悲しい悲しいシックスセンス的なお話でした。それに、チョット精神が壊れた不幸せそうな母親が実にぴったりと雰囲気があっているノウミラパスもよかったです。プロメテウスでのシャキシャキ女性学者しか見たことがないので意外でした。
一つ残念なとこは、それぞれの関係者達の会話や行動がラパスのただの幻想で済ませてしまっていること…。これら一語一語の言葉やひとつひとつの行動が全て幻影ではなく理屈で絡んでくると最後の展開が二転も三転も活かされてくると思うんだけどな。
心理的な追いつめられる怖さがピークに
何と言ってもこの作品の最大の特徴は、ノルウェー映画であると言う事で、日頃欧米の映画でお馴染みの俳優が出演していないと言う事が、私達観客にとっては、白紙の状態で映画を楽しむ事が出来るので、最大のメリットとなっている。
言わずと知れて、サイコスリラー映画を観る時の最大の楽しみは、展開が予期出来ない事の面白さであり、ラストのドンデン返しなど、全く予測不能な結末を観る事で、味わう意外性の面白さが有る事が、この類いの作品を観る時の最大の楽しみになる。
それが、有名俳優を出演させている場合には、それだけで、観ているうちに犯人の目星や、ストーリー展開が直ぐに出来てしまう事があるので、そう言う点で、知らない俳優ばかりだと、この人の後にもっと重要人物が登場するかも知れないと言う期待感を常に持って映画を見届ける事が出来るから、サイコホラーとか、サスペンス映画に於いては結構、無名の新人ばかりの映画とかの場合が案外面白かったりするものだ。
しかし、その時に問題になるのが、出演俳優の演技力だ。新人ばかりの下手くそな俳優ばかりが出演していたら、映画全体がシラケテしまう。
しかしこの作品に限って言うなら、普段見慣れていない国の作品なので、自分がその出演者達を知らないだけなので、重要人物かどうかの判定が直ぐに出来ないし、俳優の芝居の優劣も心配には及ばず、安心して楽しめる。
本作ではノオミ・ラバス主演作品と言う事であるが、彼女の映画を観るのは初めての私にとって、彼女の芝居はとても新鮮に映ったし、ファーストシーンの彼女と、徐々に物語が進行して行くうちに見せる彼女の表情の変化が良いのだ。
それにしても、彼女と8歳になる彼女の息子を演じる子役が本当の親子の様に顔が良く似ているのだ。こう言うのも、海外の作品では関心させられる点の一つである。
この作品の監督であるポール・シュレットアウネがこの作品では、制作、監督、脚本を一人で担当している事から、かなりこの作品には思い入れがある事が予想出来るが、96分と言う尺自体は、それ程長い作品では無く、ちょうど見易い尺だが、観ていて後半正直、少し長く感じてしまったのは、後半部分のストーリー展開にハギレが無くなり、失速してしまった点が、その大きな原因になったのだろう。
ところで、近日A.ヒッチコック監督と妻の映画制作に賭けた彼らの半生を描いた物語が公開予定で有る事や、あの名作「キャリー」のリメイク作品の公開が間近に迫っている事も有り、最近サイコスリラー映画がまた多数注目を博して来ているように思うのだ。
そんな時に、日頃は観る機会が少ない、ノルウェーや、スウェーデン映画を観るチャンスが出来たと言うのも、また映画ファンにとっては、嬉しい展開の始まりかも知れない。
これは、神経過敏になり少しずつ壊れていく人間の恐さが巧く描かれていて恐かったよ。
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