ニューヨーク、恋人たちの2日間のレビュー・感想・評価
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異文化交流
前作も借りて、今作も。
前作の記憶はほぼ皆無www
前作よりもアメリカちっくというか、キッチュ?なエピソードが多かったかもしれない。登場人物が濃かったからか?
でも、それにしてもイライラさせるポイントが多い話だったなぁ。
これ、必要?みたいなエピソードも多くって、若干ドタバタし過ぎな印象。
マニュと妹の別れ、呆気な過ぎないか?w
妊娠検査薬、あんなとこに置いてたらもっと前に見つかってるやろ!
「魂を売る」件がイマイチ伝わってこない。
などなど…
でも、お父さんや主人公、特にミンガス!!
キュートで惹かれた。
色々あっても、結局は好き
という2人の信頼関係には憧れる。
お互い違う文化で育っても、素直に、心のままに思いをぶつけあってるからなのかしら。
勉強になりましたwww
他人事とは思えない異文化衝突
舞台こそパリ→ニューヨークへと移したものの、前作に引き続きフランスvs.アメリカも異文化衝突が一つのテーマになっている。
前作では、アメリカ人の恋人ジャックとフランスの実家を訪ねたマリオンだったが、今作では、息子を授かったもののジャックとは既に別れて新しい恋人ミンガスと彼の娘と共に暮らしている。
そこに、妻を亡くした父親(本物のデルピー父が演じ、実際に前作で共に出演していた妻を亡くしている。想像だけど、今作の制作は「パパ、元気出して!」の意味もあったのかもしれない。)と妹ローズ、その恋人でマリオンの元彼でもあるマヌが訪ねて来る。
マヌの訪問は想定外。
個展の準備や、常識人のアンガスとマイペース過ぎる家族の間で困惑するマリオン…。
ミンガスは家族と一緒にいるマリオンに初めて接し、それも彼を困惑させる。
僕のマリオンは何処へ行った?
アメリカ人とフランス人との間にも勿論カルチャー・ギャップはあるだろうが、例え同国人同士でも恋人の家族との遭遇は異文化衝突であり、これはとても他人事とは思えない。
前作では、恋人の過去をどう受け入れるかがテーマになっていたが、今作のテーマは恋人の家族をどう受け入れ付き合っていくかがテーマになっている。
個展に恋人に家族に、いっぱいいっぱいのマリオンを演じるジュリー・デルピーが見せる様々な表情がいい。
他の監督作品では、こんなに表情豊かな彼女を観たことがない。
彼女は自ら自分自身の魅力を最大限に引き出している。
キワどいトークが売りもののクリス・ロックはフランス人家族に振り回されるのもご愛嬌。
ダニエル・ブリュールが木の妖精だったり、ヴィンセント・ギャロが魂の落札者だったり、脇役も豪華な楽しい一本。
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