「安心して楽しめるSFアニメの劇場版」モーレツ宇宙海賊(パイレーツ) ABYSS OF HYPERSPACE 亜空の深淵 twilight reviewさんの映画レビュー(感想・評価)
安心して楽しめるSFアニメの劇場版
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一度視聴した後、すっかりご無沙汰していたTVシリーズを再視聴し、そして二度目の鑑賞。
かつて宗主星との独立戦争が勃発した際、宇宙海賊なる存在が現れた。それから100年以上の時が経ち、海賊船・弁天丸の船長となった女子高生の加藤茉莉香は、高校三年生への進級を目前としたこの時期に無限博士の息子、無限彼方と接触する。
TVアニメの頃から丁寧に描かれていたSF描写は健在で、規模の大きさはさすがに劇場版ながらも、登場人物達が疑問→理解→行動→結果のサイクルをストレスなく回すことでサクサクと展開が進んでいく。つまり足を引っ張る人がいない。有能しかいない世界。ブラボー。
しかし同時に作品としてはあまり印象に残らず、ユグドラシルグループの脅威感や何をどう解決したのかという物語の流れなど、殆どが記憶の亜空に沈み飲まれてしまった(単純に記憶力の問題?
)。あっさりし過ぎているだろうか。
ちなみに個人的な意見として、キャラクターが肉質感を増したデザインに変更されてしまい、ミーサはシャープになってグッと大人のお姉さん感が出ているものの、梨理香さんに至っては「誰ですかこの方は……」状態になってしまって残念。好みは人によるのだろうけど、TV版の、ある意味愛嬌のある描き方の方が好きだった。あ、でもヒルデは可愛い。あとサーシャさんだけはTV版通してスーパー可愛い。なんだあの子。美人過ぎるだろう。
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