「ワールズ・エンド ハリウッドスターが世界を救う!?」ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
ワールズ・エンド ハリウッドスターが世界を救う!?
酒飲みは無いけど、まさしく「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」のハリウッド版。
さすがに「ワールズ・エンド」ほどではないにせよ、ここ数日見ている日本劇場未公開アメリカン・コメディの中では一番面白い。
セス・ローゲンとジェイ・バルチェルがジェームズ・フランコの新築パーティーへ。
出演者全員が本人役という大胆設定。
下品なマイケル・セラとかパーティーに飛び入り参加するポール・ラッドとか、本当にこんな性格なのかなぁ…とスターの素顔をドキュメンタリーで見てるみたい。強気な性格のリアーナは多分素だろうけど。
ドンチャン騒ぎの最中、突然何かが起こった!
街中に巨大な穴が開き、外へ出てみると、辺り一面炎に包まれこの世の終わりのような光景…!
このシーンで、あのスターやこのスターが呆気なく死亡するのがウケる。
フランコ宅に避難したのは6人。
フランコ、ローゲン、バルチェル、それからジョナ・ヒル、ダニー・マクブライド、クレイグ・ロビンソン。
途中エマ・ワトソンも避難して来るが、すぐまた居なくなってしまうのが残念。(まあ、あんな相談されちゃあね…)
限定空間の中に、男6人。
残された水や食糧は勿論、お互いの本音や本性が徐々に…。
俺様なフランコ、独り善がりのバルチェル、変人マクブライド…。
ダニー・マクブライドってよく知らないけど、本当にこんなウザ迷惑な奴なのかなぁ…と思ってしまう。
そんなスターたちのピリピリした関係をブラックユーモアと下ネタで。
映画ネタや出演作いじりは映画ファンこそ面白い。
フランコの「ロード・オブ・クエスト」とか。「スモーキング・ハイ」の続編について語るフランコとローゲン、そういや共演者だったなぁとか。
突然、何かが襲撃!
モンスター? エイリアン? 悪魔?
さらに、ヒルが…!
フランコ宅も壊され、外へ出て逃げ惑っていると、「マッドマックス」みたいな格好のまさかのアイツと鉢合わせ。
(このシーンに登場する某人気スターのあられもない姿に爆笑)
クロノスみたいな超巨大な悪魔みたいな奴まで現れ、もう何が何やら、どんな映画じゃ!?(笑)
オチがまたシュール。
見終わってから思うと、これまた立派なおバカ映画。
このトンデモなノリを好めるかどうかだけど、なかなか楽しめた。
この映画を日本を舞台に置き換えて、日本の俳優が本人役でやったら誰が面白いかなぁ…と思って見たり。