「マイティ・ロキ」マイティ・ソー ダーク・ワールド ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
マイティ・ロキ
やあ順調ですねアベンジャーズ関連の単品作品。
今回はなんといってもですよ、他の要素が絡まない正真正銘のソー単品作品!と、ほぼ言い切ってしまってもいいのではないでしょうか。次のアベンジャーズに向けての伏線をこれみよがしに散りばめてない、という意味で。
この、マイティ・ソーの屋号だけで攻めてる感じがイイですよ。そこに好感持てました。思い返せばアイアンマン3もそうでしたよね。
今までは、ほら、アイアンマンもハルクもソーもキャップも、アベンジャーズに向けてのブリッジ的な役割が割かし強かったじゃないですか。今回はそこから脱却したんだな、というね。
いや勿論ね、所々、要所要所のキーワードやストーリーラインで以ってのアベンジャーズ要素、シールド絡みの話も出て来ますけど、それは現在進行形でありつつも外側の話題であって、今回はもうソーの活躍、ロキの暗躍、アスガルドの危機、新たな敵ダークエルフの猛攻がメインであってね。
そういうマイティ・ソー世界での物語展開がイイなあと思って。
まあ映画なら本来、そうあるべきなんですけどね。
で、今回続編のソーの方が前作より好きなんですよね、自分。なんていうか、アベンジャーズでマーベル・シネマティック・ユニバースの深みって増したじゃないですか。各シリーズで補足が色々付いたでしょ。
ソーの続編とは言いつつも、アイアンマンにしたってキャップにしたって厳密にはソーの続編だったりする訳じゃないですか。そういうお得感?一見さんお断り感?アベンジャーズから独立しつつもアベンジャーズの知識なくしては理解が深まらない、みたいな。これって、アベンジャーズシリーズを観て来た人間の特権でしょ。
その流れから観てても楽しめたな、という。
いや本当、そういう意味に於いても、アベンジャーズ、マーベル・シネマティック・ユニバースのこれからの広がりが楽しみです。