「主役はロキ!ロキの一挙手一投足に注目!」マイティ・ソー ダーク・ワールド YuuuuuTAさんの映画レビュー(感想・評価)
主役はロキ!ロキの一挙手一投足に注目!
マイティソーの続編となるダークワールドを見た。
時は1万年ほど前(だったはず)。
宙誕生前に生まれたマレキスをリーダーとする
ダークエルフたちが、マレキスを中心にエーテルを使って
宇宙を闇に返そうと戦争を起こすことから物語は始まる。
アスガルドの先々代の王にしてオーディンの父であるボーが
この反乱を阻止する。
エーテルは地中深くに隠され、マレキスたちは姿をくらます。
そして時は現代。
5000年に一度(だったと思う)、
9つの宇宙が直列に並ぶ惑星直列が起きようとしていた。
この影響で世界の境界線が曖昧になり
各地で反乱や戦争が起き、ソーはその鎮静に取り組んでいた。
惑星直列の影響でできた地球のひずみを見つけたジェーンは
エーテルが隠されたアスガルドの地中深くに転移してしまう。
そこでエーテルを体内に取り込んでしまう。
これに気が付いたマレキスたちはエーテル奪還へ乗り出す。
ソーはマレキスたちの行いを阻止すべく
シフ、ヴォルスタッグ、ファンドラル、ヘイムダル、
そして仲間からの反対を押し切り、
牢屋から脱獄させたロキを仲間に加え立ち向かうことになる。
ロキは味方なのか、欺くのか。
そしてマレキスたちの攻撃を阻止することができるのか。
というお話。
今回の映画は、主役と言ってもいいくらい
ロキがストーリーの中心にいた。
・アベンジャーズの一件で囚われの身になったロキ
・牢屋の中で虚勢を張るロキ
・兄、ソーと共に戦うロキ
ロキの一挙手一投足に注目しながら見てほしい。
最後の最後まで敵か味方か分からないまま
ストーリーが進行するので
見ていて目が離せなかった。
そして最後に「そう来たか」とにやりと笑ってしまう。
早くも次の展開が気になって仕方がない。
特に自分が好きなシーンは
ソー・ロキの兄弟が
マレキス・部下アルグリムと戦うところだ。
アベンジャーズで敵と味方に
分かれていた二人が力を合わせるのだ。
強力な悪役が味方となり活躍する演出は
見ていて熱いものを感じる。
意外と二人のコンビネーションもよく
種族や考え方は違えど
同じ屋根の下で育った兄弟なんだと感じた。
ストーリーもよかったが
ロキを演じた「トム・ヒドルストン」の演技が絶妙!
ヒドルストンの出演作としては
「キングコング 髑髏島の巨神」を見たことがある。
こちらの映画では仲間をまとめるリーダー役を演じているが
全くの別人に思える。
キャラクターを演じ分ける技量の演者と
キャラクターを活かす脚本が合わさったからこそ
見ていて夢中になれる映画が生まれたんだと思った。