劇場公開日 2013年8月3日

  • 予告編を見る

アイアン・フィストのレビュー・感想・評価

全22件中、21~22件目を表示

4.5積年の思いが込められた傑作

2013年4月28日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

興奮

 ウータンクランのRZAは20年前くらいから自身の楽曲にカンフー要素を取り入れ活動していた。そんな彼の積年の思いが、脚本・監督・主演でこの作品に結実していると思うと、泣けてくるほどだった。そんなラッパー風情が自分で主演まで務めるなんて、身の程をわきまえるべきではないかと思う向きもあったのだが、その見事にビルド&シェイプされた肉体を見るとそんな疑念もかるく吹き飛ぶほどで、いかに真剣に向き合っているか大変な説得力があった。

 内容はグラインドハウス感覚あふれるカンフー映画でありながら、グラインドハウスの域をはるかにはみ出す面白さと完成度で、大変充実したアクション映画だった。数々のカンフー映画オマージュもとても楽しかった。

 今年見るべきアクション映画の重要な1本だ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
吉泉知彦

3.0RZA(レザ)って誰だ?

2012年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

伝説の宝(金)をめぐって、戦士団、暗殺者、そしてイギリス人兵士が、中国の村にぞくぞくと現れる。 そして、その村に住んでいた黒人の鍛冶屋は、村人と仲間を守るため立ち上がる・・・というストーリー。

プレゼンターとして名を連ねている タランティーノさん。 自分で撮った方がもっと面白かったのでは?と感じるも、人を育てるのもベテランの仕事かと 勝手に解釈。 で、この監督兼主役とオイシイとこ取りの地味な顔立ちの人は誰だ?と思ったら RZA(レザ)というラップ歌手。 見たことないよ…と思ったら、ウータン・クランのリーダーでした(Enter the Wu-Tangのマスクのイメージが強くて、分からなかった。。。笑)。 ちなみに『キル・ビル』の音楽は 彼が担当したそうです。

イギリス人兵士を演じたラッセル・クロウ。 ますますオッサン色が強くなっていますが、ポイントを押さえた演技で 作品を盛り上げています。

女郎屋?の女将を演じた ルーシー・リュー。 皆 年をとるのね、と思うオバさんポジションですが 似合ってます。

その他、困った顔でお飾り出演の ジェイミー・チャン、プロレスラーも参戦 デビッド・バウティスタ、また 中国系のスターが多数出演しています。

カンフーを多く取り入れ、大げさな表現で目を引くアクション、なかなかのエンタメ度。 中国が舞台でありながら、中国クサくない ある意味スタイリッシュな一本。 B級作品な演出は タランティーノ助言でしょうか、まぁアリだと思いました。

『キル・ビル』とは切り離して見るべきだった、期待しすぎた3.0。 RZA(レザ)という人物を知るために観るのもいいと思います。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Blue