アイアン・フィストのレビュー・感想・評価
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ごぢゃ混ぜアクション
視聴:1回目
推薦:映画マニアのみ
感想:タランティーノが監修してるようですが、アクションのシークエンスはある程度納得。ストーリーは気にしなくていい。主人公の影は薄すぎ。後半のルーシーリュー率いる女集団の活躍は面白かった。ルーシーリューが年取ったなぁとしみしじみ感じました。アクションは健在でしたが。
真面目にアホなのが好きだから
昭和にはあったよねぇ、な感じ満載の何かが良い意味でズレてかつ濃い作品。ラップとアジアンアクション良いねぇ♪なんて思ってたら後半の音楽が突然ロッキーぽくあったりして(笑) ジャッキーやリーへのオマージュもあったりで、長さも含めてサックリみるには宜しいかと。
ラップが
カンフーに以外と合っているのに驚いた!
映像はベタベタのカンフー映画だが、音楽はワイルドスピード(笑)
主人公が黒人の鍛冶屋だったと気づいたのは、レビューを読んでから(笑)
ずっと、金獅子の息子だと思っていた。
俺の好きなもの
部族抗争が絶えない19世紀の中国。争いに巻き込まれ、両腕を切り落とされた鍛治職人が鉄の腕を装着し、復讐に立ち上がる…!
全く知らないが、ヒップホップ界のスター、RZAとやらが監督・脚本・音楽・主演などを兼任したカンフー・アクション。
かのショウ・ブラザーズを彷彿させる武侠アクション、過剰なバイオレンス、西部劇もしくはヤクザ映画のようなストーリー展開、無国籍ムード。
RZAが、波長が合う仲間(タランティーノ、イーライ・ロス)と共に、好きなものを詰め込んで作った趣味の世界。
アクションはそれなりに見れたが、ストーリーなんてあって無いようなもの、後は立役者の趣味嗜好を楽しめるか否か。
ラッセル・クロウもよく出たもんだ。
リック・ユーン、ルーシー・リュー、某アメコミ映画出演前のデヴィッド・バウティスタら共演者のキャラの方が濃すぎて、いくら鉄の腕を装着しても、主役のRZAの陰が薄くて…。
Tarantinoの名が気になり過ぎて
つまらなかった。Tarantinoプレゼンツという態にはなっているけれど、あくまで彼のまねごとをしたかったRZAがつくった三流映画。Tarantino監督の作品も決して芸術的とはいえないけれど、彼の作品は不思議なセンスのあるくだらなさで、「キル・ビル」だってそういう作品だった。ナンセンスながら面白い。それに比べ本作はストーリーもアクションもなんら魅力がなかった。Tarantinoの冠がついていなければもう少しマシだったかもしれないけれど、余計につまらなさが際立ってしまう。
『アイアン フィスト』
弾ける筋肉、飛び散る血、カンフーアクションとB級映画の結晶。
金獅子会と群狼団とベタベタな臭さがもうたまらん。
匂うようなキャラと武器。そこにセクシーな娼婦たちが華を添える。
痛快がびっしり詰まってるそんな映画。
タランティーノ好きは観るべし!
なかなか
ジャケットを見た時、B級テイスト満載で明らかに怪しく、タランティーノプレゼンツと載っていたが、
ラッセル・クロウとルーシー・リューが出てるのもあって賭けで借りたらこりゃ意外とまぁ。
復讐の話がメインだが何も考えないで観ていていいくらい単純。
しかしこの映画の見所は、小道具の数々。おおっと思わせる武器やアクション(中途半端さがまた良い)
それに吹っ飛ぶ手だの首や目。適当な作りなのも分かるが、いちいち気付かないような所に配慮があり、B級映画への愛を感じた。
どう考えても、そりゃタランティーノ好きが金はたいてちゃんとした俳優使ってまでタランティーノっぽい映画作るんだから、タランティーノ好きの野郎にはウケるよな。
クソ映画です。
最悪です。
RZA「タランティーノ!俺ラッパーだけどちょ
と映画に出てテンション上がったから
グロくてカンフー映画作りたいんだ!
だから俺アクション出来ないけど主
演で手伝ってよ」
タランティーノ「グットだね~!最近グロ映
画しか作れないからキルビルベースで
作ればコストや提案も楽だし最近デブ
になって落ち目のラッセルを使えば低
予算で出来るから裏で俺が指示するか
らやっても良いよ。」
って感じかな(笑)
いかにブルース・リーのカンフー映画がレベルが高いかわかる。
雰囲気は超B級、面白さ超A級
タランティーノがアドバイザーと
して、黒人のラッパーが作った映画。
血が飛びまくる、セクシシーンあり、
派手なワイヤーアクションでの
純粋なカンフー。これもあり。
まさに、R15のエンターテイメント。
とにかく、敵のやられっぷりが
スプラッター級の残虐シーンの
オンパレードで凄まじい。
スタートは完全にカンフーハッスル映画。
でも雰囲気、音楽は西部劇!
あ、ラップもあります。
アンマッチ差がたまらない。
武器のこだわり、キャスティング。
とにかく正統派の作品より、
タランティーノファン、
ジャンク好きには
是非みてほしい。
RZA電影作品
冒頭のオーディビー使いに打ちのめされる。ラフにガシガシ繋ぐ編集の妙。90分にきちんとおさめてくるタイトさ。タランティーノとか全然関係ないというか、RZAは正確に2倍才能がある。まざまざとそれを見せつけてくる。気づかないのは節穴レベルで、アウラが漂う。
B級だからこその映画!カンフー愛に溢れてる
まずこの監督兼主役の黒人は初めて見たけど、新人さんかな?売れないだろなー。なんて思ってたらラッパーやった笑
知らんなー。でもよっぽどカンフー好きなんだろうなこんな映画撮っちゃうぐらいだから。
オープニングからして中国映画かと見まごうほど。
そんな中にいるラッセル・クロウになんか違和感を感じながらも相変わらずの存在感でそんなものもぶっとばす。やっぱりこの人好きだー笑
プロレスラーの人もカッコよすぎ強すぎ!ラッセルとタイマンしたら個人的には胸熱だった!
お気楽アクション
簡単に見れる映画。
暇な時に見ると良い。
たまらない人にはたまらないんだろうな、と感じさせる片鱗はあれども
私にはハマりませんでした。
久しぶりに、さわやかな西部劇を見たようで、気分転換になりました。
いや、カンフーなんですけど、根柢が西部劇。
勧善懲悪、すばらしい。
香港映画がつくるカンフー映画よりもカンフー映画らしい作品
ある意味で香港映画がつくるカンフー映画よりもカンフー映画らしい作品ができたといえる作品。その大きな違いは、アクションシーンのリアルティにあります。香港映画伝統のワイヤーアクションは、ことさらにワイヤーで吊されていることを強調するかのような超人的回転を見せます。
しかし、本作ではより自然な感じに見せるように控えめに使われていることに好感が持てました。その分肉体同士のぶつかり合いはより激しく、その痛みがスクリーンを通して観客にも伝わってくるかのような映像でした。人間の肉体を駆使したアクションが、CGに食傷気味の観客の目にむしろ新鮮に映ります。そのこだわりに感じるものは、カンフー映画を愛しているという思いです。
やっぱり監督のRZAやプロデューサーのタランティーノなど、スタッフがみんなカンフー映画をリスペクトしているところから企画が始まっただけに、その思いは半端なく画面に滲み出ていました。
それにしても、カンフー、剣術、お色気をごった煮にし、派手な美術と視覚効果にヒップホップを導入した劇画調の映像世界は、まるで無国籍酒場に迷い込んだティストです。それでもカンフー映画マニアのオタク作品とはならずに、ギュギュとその奥義を煮詰めつつ、エンターティメントとして老若男女が楽しめる作品に仕上げた快作といっていいでしょう。
B映画にしては、やたら出演者も豪華。ラッセル・クロウもやけに楽しげに演じています。カンフー映画という場違いなロケーションにも、東洋美女に囲まれても、ラッセル・クロウはビシッと様になるところは凄いです。
個人的には、WWE元チャンピオンのバウティスタが出演していたことに驚かせられました。贔屓なんです。生身のバウティスタ でも強いのに、全身の筋肉が真鍮に変身する超人として、主人公のブラックスミスに立ち向かう敵役の用心棒となるのです。こんな化け物が敵役では、勝ちようがないですね(^^ゞ
さて物語の時は19世紀。武装集団が割拠し、争いが絶えない中国。黒い肌をした名もない鍛冶屋(ブラック・スミス)は、敵対する猛獅会(ライオン会)と群狼団(ウルフ団)からそれぞれ特注の武器を依頼されるところから始まります。断れば命はありません。そして、愛するレディー・シルクのために金を稼がなければならないという事情を抱えていたのでした。平和を望みながらも、恋人と村を出るのに必要な金を稼ぐため武装集団に武器を供給せざるを得ないという鍛冶屋の矛楯。それは西部劇のように善と悪が対立するという単純な構図でないところにカンフー映画の奥義を感じました。
そんな主人公をさておき、土地を治める総督から猛獅会へ、5万両の莫大な金塊輸送の警護の協力を申し渡されます。しかし、欲深い銀獅子(シルバー・ライオン)と銅獅子(ブロンズ・ライオン)は金強奪を企て、猛獅会の首領・金獅子(ゴールド・ライオン)を殺害。遠く離れた地で父の非業の死を知った息子のゼン・イーは、叢林村へと馬を駆けます。
金塊輸送が行われるという噂は瞬く間に広まり、叢林村には多くのよそ者が流れ込んみます。白人のジャックもその一人でした。彼は、娼館の粉花楼(ピンク・ブロッサム)へ出向い、妖艶な女主人マダム・ブロッサムに3人の女を用意させ、熱い夜を過ごすのでした。粉花楼の別の部屋では鍛冶屋がレディー・シルクに金を渡していました。彼女を身請けして村を出ていくのが鍛冶屋の夢だったのです。
一方、銀獅子率いる猛獅会は、群狼団を殲滅。さらに、金獅子の正統な後継者であるゼン・イーに暗殺部隊を送り込みます。ゼン・イーは全身に武器を仕込んだ“X刀”でこれを撃退しますが、叢林村に辿り着いたところで、金剛(ブラス・ボディ)の襲撃に遭うのです。金剛は全身を真鍮に変える特殊能力を買われて銀獅子に雇われた最強の殺し屋。ゼン・イーのX刀も歯が立たず、瀕死の状態に追い込まれます。傷だらけのゼン・イーを匿ったのは、鍛冶屋だったのでした。
銀獅子と銅獅子は計画通り金塊の輸送隊を襲撃します。護衛についていた剣技の達人・双飛(ジェミニ)夫妻の激しい抵抗に遭いますが、謎の男・毒剣鬼(ポイズン・ダガー)が吹き矢で双飛夫妻を毒殺。銀獅子たちは奪った金塊を粉花楼の地下に隠し、総督から金奪回の命を受けた胡狼軍(ジャッカル軍)の迎撃に備えるのです。双飛夫妻も名うてのカンフーの使い手で、銀獅子と銅獅子との対決シーンはここで終わってもおかしくないほど迫力満天でした。
回復に向かっていたゼン・イーは、鍛冶屋に新しいX刀を作ってくれと頼みます。しかし、鍛冶屋は金剛ら猛獅会に拉致され、「ゼン・イーの居場所を吐け」と拷問を受けた末に、両腕を切り落とされてしまいます。
神出鬼没の男ジャックに助けられた鍛冶屋は、その流浪の半生を語り始めます。誤って白人を殺してしまったことで逃亡生活を余儀なくされるが、乗った船が沈没。漂流の末、中国で僧侶たちに救われるのです。そこでアフロヘアーを剃って解脱し、精神と武術の修行に励んだのだと語るのでした。
後半になって活躍を始めるジャックの正体が何者か凄く気になりました。猛獅会が捜していた皇帝が金塊を守るために直々に任命した密使は誰なのかという謎と相まって、ジャックの存在が大きくなっていきます。
ジャックの手を借りで“鉄の拳”を作り上げた鍛冶屋は、封印していたカンフーも解き放ち、“アイアン・フィスト”として生まれ変わります。やっとやっと主役の登場です(遅いぞこの展開!)。
共闘を誓い合ったゼン・イー、ジャック、そしてアイアン・フィスト。3人は、銀獅子、金剛らが待ち受ける最終決戦の地、粉花楼へと向かうのでした!!!
金塊の争奪戦で意外な伏兵は、粉花楼の女郎たちでした。遊郭の勝ち気な女主人役のルーシー・リューが突如として豹変する姿に唖然!ワイヤに吊るされ空を飛び、屈強な男たちをなぎ倒す光景には、思わず歓声をあげたくなることでしょう。
アイアン・アフロ。
チラシを手にした時から、すっかり勘違いしていた。
これタラちゃんの映画ではないのね。強力サポートだけなのか^^;
なんだぁ~。って、ちゃんと見りゃ分かるのに。
で、誰?この…RZAって。あ、ラッパーかぁ~アフロだもんねぇ。
キル・ビル繋がりでこういうことになったみたいだけど、
確かに世界観もキャスティングもほとんどがタラちゃん節の複製。
でも内容がまるでないんだもんなー(スイマセン)
冒頭から、なんでこいつが鍛冶屋?とか違和感丸出しの展開に、
あ~こういうごちゃ混ぜテイストなんだ、と思ったら覚悟ができて。
R・クロウとかL・リューとか、けっこうな大御所を出しているんで
アクションシーンには観応えがある。
加えてさすがR15+だけあって、グロいうえにややエロもあったり。
ただ、見せ場満載なワリにはホントに中身がないので、
ラップをバックに、首が飛んだり手が飛んだりと、血生臭い展開
が延々と続いていく…。
で、このRZAさん、主役級の鍛冶屋も演じている。
この人多方面で活躍しているらしく、俳優業も色々やってるのね。
どうも黒人がカンフー(全然おかしくはないはずなんだけど)って、
この人に限ってなのか、たまたまそう見えちゃうのか、終いには
お前、アイアンマンか!?みたいな装着もするんで、笑っちゃう。
(まぁここまできたら、これくらいやってくれませんと)
恋愛面では一応、そこまでの悲しい流れ~なんかもあるので、
ドラマ性は(その部分に於いて)あるんだけど、やってることがね^^;
観ていて面白い分には面白いので(闘いが派手、音楽も派手)
もう腹をくくって、開き直って、楽しむのが正解(それしかないし)
ラッセルもなかなか面白いことやってくれるけど、
やはりL・リュー。「やっちまいなー!」とは言わなかったけど、
それっぽい指示は出すので、彼女の娼館ピンク・ブロッサムでの
決戦はかなりの観応え。それなりに、ここは面白く観られます。
やはりこういう珍(複製)映画を観ちゃうと、
ご本家タラちゃんの監督した異色カンフーとか観てみたいわねぇ。
と、思いながら劇場を後にしたのでした…
(想像つくと思いますがけっこうグロいので^^;お気をつけ下さいまし)
グランドマスターを超える?カンフー映画??
カンフー映画には、なぜか必ず娼婦の館が舞台となることグランドマスターでも同じでしたが、エンターテイメント作品としてなら、こちらの方が、重苦しくなく面白くて楽しめたのは自分だけでしょうか?時間があっという間でした(^_^;)ラッセルクロウは、少し肥満気味にビックリでしたが、脇役としての存在感は大きいです(^_^)vちょっとセクシー度の強さからは、子供には見せられないのが残念ですね(^_^;)
カンフー映画は生きている!
カンフー映画、アクション映画好きなんで迷わず観に行きました。
アクションシーンはキャラクターによって様々な技や武器が使われていてかっこ良かった!特にラストに出てきた鏡の部屋ではカンフー映画への愛を感じて嬉しくなってしまいました。
積年の思いが込められた傑作
ウータンクランのRZAは20年前くらいから自身の楽曲にカンフー要素を取り入れ活動していた。そんな彼の積年の思いが、脚本・監督・主演でこの作品に結実していると思うと、泣けてくるほどだった。そんなラッパー風情が自分で主演まで務めるなんて、身の程をわきまえるべきではないかと思う向きもあったのだが、その見事にビルド&シェイプされた肉体を見るとそんな疑念もかるく吹き飛ぶほどで、いかに真剣に向き合っているか大変な説得力があった。
内容はグラインドハウス感覚あふれるカンフー映画でありながら、グラインドハウスの域をはるかにはみ出す面白さと完成度で、大変充実したアクション映画だった。数々のカンフー映画オマージュもとても楽しかった。
今年見るべきアクション映画の重要な1本だ。
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