「孤独死について考えさせられる・・・自分も含めて」クロユリ団地 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
孤独死について考えさせられる・・・自分も含めて
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隣の401号室の篠崎家に挨拶に行こうとした明日香。しかし、気配はあるが、扉から出てこない。朝は5時半に目覚ましが鳴る隣室。そして、公園で砂遊びしているみのると名乗る少年に声をかけるとおじいちゃんと一緒に住んでると言う・・・
介護士を目指す明日香は専門学校に通い、そこで老人の孤独死について考えさせられ、つい隣人の部屋を訪ね、変死体を発見してしまった。目覚ましはいったいなんだったのか?それに両親が同じ会話を毎日繰り返す・・・
遺品整理業者の笹原忍(成宮)に相談する明日香だったが、死んだ人は時間が止まっているからかかわるなと忠告を受けるだけ。
家族と一緒に住んでいたと思っていたが、中盤、実は家族が10年前にバス転落事故で全員死亡していたことが明かされる。ここまでは他のホラー映画にもあることだが・・・
おじいさんの幽霊は何度も明日香に「お前死ぬ」と告げるが、笹原の紹介で霊能者にお祓いしてもらい、おじいさんの幽霊はもう現れないと言われる・・・しかし、問題はみのるという少年の方だった(怖)。少年は13年前にかくれんぼで焼却炉に隠れ、そのまま焼却所で焼かれて死んだという・・・その後、団地で奇妙な変死事件が多発したとのこと。
日本の怪談をモチーフにしたような、これがジャパニーズホラーだ!とでも言いたいかのような内容。たしかに少年の幽霊は怖いが、それまでの変死事件をもっと描かないと恐怖感が沸かない。実は家族はいなかったんだ!という時点で終わってしまったかなぁ。
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