「ミニオンを見ているだけで癒されます」怪盗グルーのミニオン危機一発 シュナイダーさんの映画レビュー(感想・評価)
ミニオンを見ているだけで癒されます
さすがに前作ほどのインパクトは感じられませんでしたが、何だかんだでほのぼの楽しませてもらいました。
まあストーリーに関してはいまいち主軸がはっきりせず、あれもこれもと詰め込み過ぎて成功とは言い難かった気もするのですが、このシリーズはミニオン達がチョイチョイ微笑ましいボケを披露してくれればそれで良しなところもありますから、このぐらい薄めのストーリーの方がよりミニオンの魅力が引き立って、逆に良かったのかもしれませんね。
とにかくこの映画は、ミニオンの可愛さに尽きる映画だったと思いました!
個人的には、前作で心掴まされた3姉妹とグルーの絡みをもっと増やして欲しかったところもあったのですが・・・まあグルーとルーシーの恋物語も思いのほか悪くは無かったですから、これはこれで良しとしましょうか。
まあ何にしても、前作同様見終わった後のほっこり癒され感は半端じゃない映画でした。
グルー(笑福亭鶴瓶)・・・前作時は最初どうにも鶴瓶の声に違和感を感じてしまい、なかなか馴染めませんでしたが、いまとなっては鶴瓶以外は考えられないぐらい、見事に一体化した印象です。
ルーシーとの恋も、最初は気持ち悪いと思いつつも、終わってみればいつの間にか応援している自分がそこにいました。
何とも不思議な魅力を持ち合わせた主人公ですね。
3姉妹(芦田愛菜、他)・・・今回は前作ほどの活躍はなくてちょっと残念でしたが、マーゴのほろ苦い初恋物語はちょっとした見所でしたね。
それにしても、相変わらずアグネスは可愛らしい!自分が親だったら、何でも買ってあげたくなってしまいそうです・・・。
ミニオン・・・バナナ好きとグルーに忠実以外は全く謎の生物ですが、その謎さ加減がたまらなく好きです。
今回は前回より出番増で、笑いもパワーアップしていたのが嬉しかったですね。
ルーシー(中島美嘉)・・・最初は中島美嘉のモノマネをしているミラクルひかるなのかと思っていましたが、ご本人だったのですね(笑)
キャラも声も最初は違和感アリアリでしたが、グルーとの恋が進むに連れて妙に可愛く見えてきたところも。
ネファリオ博士・・・あの鉄板ネタは微笑ましかったですが、ちょっとキャラにブレもあってか、あまり今回は印象に残らずでしたかね・・・。
エル・マッチョ(中井貴一)・・・顔、体型、髪、胸毛、何とも強烈なキャラクターでした。
その割にはそれほど印象には残っていないのですが・・・。
それよりも、後で声が中井貴一だったと知って、そっちの方にビックリでした。
エル・マッチョの息子・・・カッコイイのか気持ち悪いのかちょっと微妙な線。
イメージ的には河村隆一に成りきれなかった狩野英孝。
エル・マッチョの番鳥・・・何気にツボでした!
ミニオンとセットで観察していたいかも。
今度は何やらミニオン達のスピンオフ映画が作られるらしいので、まあいつになるのかは分かりませんが、楽しみに待ちたいと思います。