「初主演・星野源のガッツに驚き!!」箱入り息子の恋 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
初主演・星野源のガッツに驚き!!
2013年。市井昌秀監督作品。
原案はオーストラリア人のマックス・マニックス。
(外人から見たら、日本の家庭って、こんな風?)
星野源の映画初主演作、とのことで軽〜い気持ちで観はじめたら、
大変にハードで、命懸けの初恋ものがたりでした。
親同士が息子や娘に変わって婚活をする。
そこで実際に会うことになった、天雫健太郎(星野源)と今井奈穂子(夏帆)。
奈穂子は視覚障がい者、だったのです。
前振り。
駅で雨の中をたたずむ美しい奈穂子。
思わず差していた傘を手渡す健太郎。
そんな2人が偶然にも見合いの相手でした。
35歳独身。市役所勤務。恋愛経験なし。結婚願望なし(というか諦めている)
出世の見込みなし。仕事の意欲も野心もなし。
健太郎は本当にパッとしない・・・モテなくて当然だと思う。
しかし恋の炎は健太郎と奈穂子に燃え盛るのです。
しかしこの恋、あり得ないほど険しく困難な初恋でした。
奈穂子の父親(大杉漣)の態度があまりに横柄。
健太郎を見下して、壁のように立ち塞がります。
見栄えのしない健太郎。
一度付いた恋の炎は健太郎を覚醒させます。
(蹴られても、殴られても、転がされても、諦めません!)
本当に星野源の新人離れした実力に驚きました。
(もともとマルチな才人だったのですねー、その初々しさも新鮮でしたし、
吹っ切れた度胸も凄かったです)
純愛なのに、キズだらけ・・・ホントに死ぬかと思いました。
見応え有り!!
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