One Night One Love ワンナイト、ワンラブのレビュー・感想・評価

通じ合えることは幸せ。
スコットランドのパース・アンド・キンロス、バラード の空港跡地で毎年行なわれている野外ロック・フェスティバル「T in the Park」で、ひょんなことから手錠をかけられた二つのバンドのリーダー男女の一晩のできごと。

「音楽やってると、言葉がなくても通じ合えることがある。
これって凄く大事。通じ合えることは幸せ」

暴言吐きながらも、近付いていく二人が羨ましい。
嘘の私を好かれるくらいなら、本当の自分を嫌われる方がいい。
って、誰か言ってた。そう思う。

一瞬で何かを感じることができないなら、長々付き合っても駄目なような気がする。

恋とか愛とか感覚的なものだから、時間をかけて理解するものではないと思う。
分かりあえないもんは、あえない。
愛を育むっていうけど、少なくとも私の中にはそんな感覚はないな。
時間が経てば私の中では愛は薄れる。
生まれるとしたら、もっと他の感情。
唯一継続できるのは、叶わない、片思いの恋だと最近気付いた。
だからOne Night One Loveでいい。

フェスタの熱気の中で、私的な完璧な恋に落ちるシチュエーション！が繰り広げられた。

彼女がギターの弦を押さえ、彼が弾くシーンが素敵。