「誰が迷惑だと言った?」僕の中のオトコの娘 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
誰が迷惑だと言った?
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映画「僕の中のオトコの娘」(窪田将治監督)から。
男だったら、一度くらいは女になってみたい、と思う、
変身願望はあるだろう。(笑)
それを「女装」という形で、実際に試すかどうか、
その違いではないだろうか。
「女装は隠れた自分を表現出来るものなんだから」
「興味があるなら実戦してみればいいんじゃない?」
「人の目が気になるんでしょ? やめちゃいな」・・
女装を趣味として生きる、カレンさんの言葉は深い。
だけど今回、私が選んだのは、5年間の引きこもりの後、
女装して喜び、そして悩む息子にぶつけた父親の台詞。
「家族に悪いから、家族に迷惑がかかるから」を理由に、
やっぱり僕、女装をやめる、と言い出した時、
「本当に悪いと思ってやめるのか? 誰が迷惑だと言った?
生きるってことはな、少なからず
他人に迷惑をかけることなんだ、胸を張って生きろ」と励ます。
やっと引きこもりから抜け出すきっかけとなった「女装」、
周りがなんと言おうと、家族は応援するぞ、
迷惑なんて思ってないよ」という気持ちが伝わってきた。
引きこもりのほうが、家族は辛いんだろうなぁ。
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