「すごい迫力」イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
すごい迫力
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イタリア政界に相当踏み込んでいるらしく、大統領がマフィアとの癒着を裁判にかけられるというようなとんでもない内容だった。経済界や政治家がどんどん自殺したり暗殺される物騒な場面がとても生々しくかつ、面白かった。
しかし、登場人物がまるで把握できず、最後までチンプンカンプンだった。日本で言えば田中角栄裁判を実名で映画化したようなものではないだろうか。
画面から伝わる覚悟や映像に対する美意識がとんでもなく、かっこいいカットだらけで内容があまり理解できなくとも構成の面白さや、異様な迫力で見ごたえたっぷりで面白かった。
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