「汚れなき祈り」汚れなき祈り いずるさんの映画レビュー(感想・評価)
汚れなき祈り
汚れなき祈りは、汚れがないゆえに、世間知らずである。
汚れない祈りの為に人が死んだら、それは神のせいか?
それとも祈りの結果人が死んだことを罪として咎める現代社会がおかしいのでしょうか。
冬国の生活は憂鬱そうです。町には色がなく、雪や吐く息の白ばかり目立ちます。
電気もとおっていない修道院では前時代の奇跡が信じられている。
奇跡は祈りと日々の献身から生まれる。
現代人からすると思い込みなそれも、この修道院では確かなものだと信じられています。
離人感あふれる画面の憂鬱さが説得力を持ち、『人里から離れた修道院では超人的な奇跡が信じられている』という描写に違和感がない。
サウスパークを思い出しました。
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